恵比寿屋さんはいつまでも値上げしなかったので、株を売ってしまいましたよ。

確か吉野屋は、牛肉を100%アメリカから輸入していたはずです、牛丼の肉は牛の横隔膜らしいのですが、その部分を大量に売ってくれるのはアメリカだけだったからだという話もあります。狂牛病のときオーストラリア産に切り替えなかったのはそういう理由らしいです。

 

その一方で、さらさらっと食えて腹持ちがいい外食と言えば牛丼ですから、安くて早くてうまいの3セットを維持するためには、結構大変だったと思います。一時期1ドル160円でしたからね、そりゃ値上げしなければ大赤字でしたでしょう。失われた20年の間には牛丼一杯280円ぐらいになったこともありましたよね。ああいうことをやりかねないなと見ていましたが、流石に最低賃金が1000円となるともう無理ですから。

 

そういえば、マクドナルドの社長も交代するらしいです。あの当時は吉野屋とマクドナルドで値下げ競争で食いつぶし合ってましたね。あれは日本人の悪いところがもろに出ました。いいものをより安く、それは大いに結構なんですが、売り手が利益を出さないとなれば世の中は回りませんから。原材料提供会社にしわ寄せがいくだけです。

 

その意味では、やっと正常に戻っていく感じです。

・スタート:120円
・1966年:200円 (80円↑)
・1975年:300円 (100円↑)
・1979年:350円 (50円↑)
・1985年:370円 (20円↑)
・1990年:400円 (30円↑)
・2001年:280円 (120円↓)・・・デフレ
・2004年:販売休止・・・BSE問題
・2006年:380円 (100円↑)・・・販売再開
・2013年:280円 (100円↓)
・2014年:300円 (20円↑)・・・消費税増税(5%→8%)
・2014年:380円 (80円↑)

https://shattered-blog.com/archives/4699

 

これだけ値段が変わってないというのは異常すぎましたよ。