社員用のアパートが空いたので内装をお願いしようとしているのですが、以前お付き合いのあった会社は軒並み廃業。元居た従業員は一人親方かどこかの会社に移転してしまい、頼めるところがなくなってしまいました。親方も60歳後半、70代後半になっても現役でバリバリ働いている一方で、若い人が集まらなくて困っているようです。

 

これは全国的な傾向らしく、ちょっとした工事を頼めるところが減っているそうです。新築の場合は大手の住宅メーカがプレカットで現地では組み立てるだけの状態にして、ほとんど現場では何もしなくても済むようにしているので、人手が減っても何とかなっているそうです。一種のプラモデル状態ですね。

 

ですが、床の張替えとか壁紙の交換は、業者を探すのが大変になってしまいました。こういうのって、それなりのノウハウを身に着けるには10年近くかかるもんで、彼らが完全に引退したら、本当にこういう工事を頼めるところがなくなってしまうかもしれません。今回の件はどう見ても日曜大工ではできる範囲を超えてますから。

 

工業高校を出たばかりの人って、そういう所には就職しないのでしょうか?その辺の会社勤務よりは、こういう背景もあって今はいい給料らしいですよ。バブルの頃は3Kとか言って馬鹿にしていましたが、今はいい給料ですし、勤めに出て嫌な上司に嫌味を言われ続ける職場よりはずっとやりがいがあると思いますし。絶対になくならない職業だと思います。何せ、人は生きている限り家に住みたいですから。

 

ということで、円安で資材高騰、その上で人員不足で人件費も上がり、今まであれば1週間で仕事開始して貰えた仕事が、2週間とか下手すると1か月待ちになりつつあるようです。本当に困ったもんです。

 

だからといって外国人を安易に入れるのは勘弁してください。