暑くなったので、たまにはこういう話でも。

 

あるブログを読んでいたら、霊媒体質の人に「あなたは憑かれやすい」と言われたとか。いきなりそんなこと言われても気分悪いだけですよね。それって、あなたの後頭部は薄いよねと言われているようなもんです。

 

恵比寿屋さんも昔は見えていました。よほどのことがない限りは、そのことは言いませんでした。理由は二つあります。

 

一つは先に書いたように、見えない人にとっては余計なお世話でしかないことが9割だからです。興味がない、霊は存在しないと思っている人にとっては、何ふざけてるんだ?ということになります。興味があったとしても、個人のプライバシーにくちばしを突っ込まれたような気がするからです。

 

もう一つは見る側の問題なのですが、見えるとなる寄って来るんですよ。余りにも酷くなって、一切見ないと遮断してかなり時間が経ちますが、本当に見なくなりました。それと、言ったとところで興味のない人は、見える人を病気扱いします。人間関係を維持するためには、いう相手を選べということになりますね。

 

これは人に不手際を指摘するときと同じだと思っています。この人は聞く相手か、聞いて直そうと思うか、それとも放っておいた方がその人のためか。言うときは、必ずそれを考えていました。

 

見る能力がなくなって十年以上経ちますが、人によっては病気をした、妊娠してから見るように戻ったという人もいますが、今のところ恵比寿屋さんにはそういう兆候はありません。

 

ちなみに実際に見えているというのを証明することを体験したことがあります。夜中に車で移動中、高速道路に人がいっぱいいるのです。これはヤバいよねと運転中の人に言ったら、「言わないで」と。彼も見えていたようで、話しかけられていたようです。恵比寿屋さんはカラーで見えていましたが、何を言っているのか分かりませんでした。

 

そのままスピードを上げ、その人がぞろぞろいる中に突っ込んでいきます。車の中をその人たちが通過していくのを見ながら、二人で顔を背けたりしているのですが、後部座席に乗っていた二人は何も見えないようでした。