東南アジアもそうですが、EUに入れてもらった東ヨーロッパもここ4,5年で随分経済が伸びました。10%以上成長したところもあるようですが、これからが地獄を見るでしょう。

 

まず、EUに入れてもらった瞬間に労働人口が一挙に、ドイツ、フランス、イギリスと言った他のEU圏になだれ込み、人口ががた減りしました。30%以上いなくなったという説もあります。

 

そこに外国資本が入り込み、安い労働力と安い土地、電力を求めて工場ができたのはいいのですが、当初はシリアからの難民を受け入れて労働力にしていたようですが、それでも労働力が少なすぎて経済破綻を起こしたスリランカ、ラオス、カンボジア、内戦状態にあるミャンマーから大量に入れたようです。首都で20%の外国人、しかも価値観を共通としていないアジア圏からの流入ですからね。仏教国だから若干は大人しいとは思いますけど。

 

そして、10%以上の経済成長でウハウハだったのですが、今年に入りかなり危険になってきました。さすがに国民が急激な変化についてこれないようです。というのも、東ヨーロッパは日本では全く報道されていませんが汚職が酷いので有名で、何かと裏金で処理ができるとか。特に政治家がらみになると、中国と同様なんだそうです。共産主義をやるとこうなるんでしょうか、それともこういう文化的背景があるから共産主義化したのか分かりませんが。

 

EUに入るにも倫理基準というのがあるようですが、公務員の倫理状態、犯罪状態がEUに入る基準でもあるようです。何十年と裏金で処理で来ていた国の国民が簡単に、裏金は貰わない、払わないなんてできると思います?そんなことするよりお互いになあなあでやった方が早いでしょ?っていう感覚になると思いますよ。

 

日本の倫理基準も織田信長以降、兵士が領民に物を奪ったら即死刑を徹底したからで、これも何十年もかけて出来上がりました。商業倫理、心学も200年かけて今に至っています。人間の感覚なんぞそんなに急激には変われないんです。

 

東ヨーロッパもEUの補助金で道路整備、インフラ整備が一通り行きました。このおかげで年率10%が続いたのを理解していない、独自の実力で勝ち取った10%じゃないというのを理解してない感じですね。自国民がそもそも約束を守らない、時間通り動かない、こういう国民性そのものが解決できていないところに、これでEU補助が終わったら一挙に逆ぶれするでしょう。少なくとも東南アジアから入れた移民を今後どうするか、思いっきり足を引っ張る存在になりますよ。