分かりますわ。社畜時代上司が何と情けなく見えたことか。

毎日ヘロヘロで重要な案件も考えられず、優先度もごちゃごちゃ。上から叩かれ、下から突き上げられて、それでいて自分より僅か5万円しか給料が上がってないんですよ。本当に見ててやりたくないなぁと思った次第です。

 

この背景には日本企業で意味不明な思想が蔓延しています。

 

職場が民主的ではない。自分の話を聞いてくれない。

 

当たり前の話です。政治談議しているのではないのです。仕事です。部下は上司の命令を聞くのが当然、倫理的あるいは規則に合わないことを命令されたらそれは諫めることはあっても、反対します!は業務命令違反なんですよ。業務命令違反は懲戒免職の対象です。あんたの意見は求められてないんだから。職場の方針に従いたくなければ辞めてくださいって話ですよ。

 

権力に格差があり、当然責任範囲には格差があり、給料も格差がなければ楽な方に流れるのは当然です。係長から課長に上がって年収で残業代が出ないので数十万円下がります。こんなアホな現象はバブル期からありました。ここを改善しないかぎり管理職になりたいなんて人は出てこないでしょう。

 

この引用元には、管理職の仕事としてはこんなのがあると出ています。

・部下育成、・組織運営、・組織の仕組み作り、・目標達成の支援

部下はどうやったらいいのか分からないから嫌だと。すっごい嫌味だと思いませんか?要するに俺のやっていることを見れれば分かるだろ!と言えない、つまりは今の管理職が管理職としての仕事をしていないということに他ならないのです。

 

なぜこんな生ぬるい状況になっているのか、社内に格差がないからでしょうね。悔しかったら上がってみろと言えるような状況になってないということが問題なのです。「水は低きに流れる」という言葉が「物事は低レベル化する」という意味で誤って使われていますが、緊張感がなさ過ぎなんだと思いますよ。

 

恵比寿屋さんはこういうのを見てて、余りにもストレスフルなので独立したわけですが、独立して本当に良かったと思います。