この事件は闇が深そうですね。

本部長が嘘を言っているのか、あるいは元生活安全部長が嘘を言っているのか分かりませんが、ここまで大きくなった以上、裏に何かあるように思えます。

 

それはそれとして、こういう問題が起きてから自浄作用云々いう人たちがいますが、自浄作用なんてもんはないと思った方がいいですよ。神が常に見ていると思っているような人でない限りは、まず動かないでしょう。だから監査役が存在しますし、それも信用ならないから社外取締役、公認会計士、公益通報法があるのです。今回はその公益通報法も突破された感じがありますけど。

 

ではどうするか。外部から強制介入するしかないのです。警察の不祥事があったとき、その事件があった県警が主たる捜査を行いますが、それって全くの無駄だと思った方がいいです。例えば、使い込みをやった奴の同僚が監査をやって上手く行くと思います?なぜ事件化するまで発覚しなかったのか、自らの管理責任を追及されるようなことをわざわざするとでも思います?それこそ常に神が見ていると思っているような人でなければやりませんよ。ましてや捜査対象が上司ですからね。

 

こういう事件が起きるたびに思いますが、こういう時のために国家警察を作るべきだと思うんですよね。同じ県警が、しかも現役トップが疑われている案件に巡査部長が本気で捜査すると思います?神が見ていると思っている人しかやりませんよ。それか、絶対に自分が安全で、仕返し人事が絶対にないと確信できなきゃやりませんよ。こういうと戦前を思い出させるという意味不明な反対者が出てきますが、どういう因果関係で国家警察に反対するのか理解に苦しみます。