倹約と簡略とケチは、似たようなものではあるが全く違う。倹約は驕ることなく程よく調整して、蓄えがあれば相応に他人に恵む。簡略は自分自身にすべきことのうち、省いて控えることである。ケチは本来すべきことをせず、理非もなく、人から悪く言われようが構わず、金を貯める。とにかくケチでなければ溜まらないと思っているが、こうやって無理にためた金は、一旦は栄えたとしても、二代目には跡形もなくなる。生まれる子供も早く死ぬか、難病の子供が出て来るか、次々と嫌なことが起きて遂には財産がなくなってしまう人が多い。慎むべきことだ。

 

そうはいっても二代目の人が先代の罪を償うように、天理に適うように慎んで人との付き合いをよくして、貧しい人を救ってやり施してやれば代々つながっていくこともある。そうしないと家は続かない。続かないのは天理である。町人の家では無理をして金を稼ぐ人が多い。後のことを考えて慎みなさい。

 

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世の中にはケチな人がいて、いかにお金を使わないかを自慢する人がいます。こういう人は頭のネジが飛んでいるようで、勝手に他人の家に車を停めて駐車料金を浮かせようとしたりして恨みを買ったりする人が多いような気がします。

 

恵比寿屋さんが知っている人でこういう人がいるのですが、「これはどこでただで手に入れた」と延々自慢しているんですよ。そのやり方がせこすぎて、クレクレが酷いようですね。本人はその自慢がウケていると思い込んでいるようで、延々とそういう話をしているのですが、周りがドン引きしているのに気づかないようです。一種の病気というか・・・

 

あれじゃ子供はからかわれ続けるでしょうね。自分の子供がその子と遊ぶと言い出したら躊躇しますもの。

 

男にはそういうのはあまり聞きませんが、女性でそういうのはよく聞きます。個人で借りている農地でも自分の会社名義で領収書を寄越せとか。この人の場合は1年更新なのに、勝手に樹木を植えてこの土地を分捕る気でいるようです。いずれは税務署に上げられるでしょう。

 

こういうのはトラブルの元ですので、こういうケチというかおかしなケチな人からはとにかく離れましょう。いいことはありませんから。