贅沢することなく倹約するようにして、程よくすることをよく理解すること、これが家をよく知る人というべきだ。これをよく守る人はいたって稀であると思う。贅沢というのは燃え栄る火のようなものである。薪が燃え尽きれば火は消えるように、贅沢が過ぎれば家は破綻すると言われている。

 

まずはきれいな衣服を揃えて、家の中を立派にして、普段から下着を絹にして、食事も朝晩特別な物を作らせ、食器の類にきれいなものを揃え始めると贅沢が始まると言われている。

 

また学問や諸芸を自慢するようになると、他人の非が見えるようになって、心の中で驕りが生まれてくるものだと思って止めておきなさい。見た目の贅沢では色欲に迷い、食べ物では内臓を壊し、心の驕りは体を損なうと言われている。自分の身では気づかないものである。油断するなよ。

 

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最後の文のように自分では気づかないものですよ。自分は全て正常、他人のやっていることがおかしく見えるもんです。そういうもんなんです。だから難しいんですよ。

 

テレ東系の開運!なんでも鑑定団を見ると、まさにそうですよね。最初かったか貰ったかの器が気に入って、似たようなものを買い集めているうちに家一軒分の金をつぎ込んで、嫁(夫)に黙って最近になってバレたみたいな話。まあ現金で買っているうちはいいんじゃないですか。

 

しかし、自己評価500万円、鑑定価格2000円とか、そんなのがぞろぞろありますが、あの後家ではどうなったんでしょう。そのあたりの放送も見たいものです。あくまでも他人事ですからね。

 

当事者になったらどうですかねぇ。浮気して他所に子供ができるよりはマシとなるか離婚となるか。恵比寿屋さんは陶器には興味ないのですが本があまりにもありまして。平均寿命まではまだまだありますけど、やばいなと思ってはいます。図書館でもよほどの者でもない限りは引き取りませんし、大学でも専門書以外は引き取りません。しかもかなり貴重書のみ。

 

どうしましょう。