両者とも実在の人物ですが、正直言ってこの決闘は作り話だと思っていました。

 

 

講談師、見てきたような嘘を言いみたいな。決闘は実際にあったようですね。ただ案の定この時代の決闘は、事前に色々仕込んだりして、武道だけでの決闘ではなかったようです。わざと遅刻していき、苛立たせる作戦で勝っていますし、他の決闘では毒を混ぜるようなこともあったとかなかったとか。

 

まだ慶長の時代ですので、戦国武将の感覚つまり勝ったか負けたかが重要であって、そのプロセスはどうでもよかった時代のようです。

こういうところでやったんですね。長崎の出島同様に埋め立てられているのかと勝手に思っていました。

 

今一般人がいう武士道は、この後の戦乱を防止するためにはじめた儒教思想に影響されて、国情に合わせて日本独自に作り上げた思想です。これを見て武士が云々いうのは間違っています。ただ「五輪の書」はその後の武士の思想に少なからず影響を与えているようではありますが。

 

そうそう、「五輪の書」は”Five Rings"として世界中で翻訳されて読まれていました。