先日大手上場企業のセールスマンが来て、システムを売りに来ました。

 

話を聞いていて、この人どの技術を売りにきたのだろうか?という疑問が湧いてきました。

 

「うちの会社はDXが・・・・」「わが社はマイクロソフトの○○が公開されて翌週には・・・」

 

「いやぁだから何だよ、うちの業務の何を改善してくれるのよ、あんたの会社はさぁ・・・」という趣旨をかなり優しく伝えました。

 

そうしたら何と完全フリーズです。「え・・・・」と言ったきり暫く動かなくなりました。そして再び商品の話を。

 

ややスイッチが入り気味の恵比寿屋さんは、「だからどういう事案に対して、どういう成果が出るんですか?これはオーダーメードなんでしょう?10万円そこそこの商品じゃないですよね。」

 

「え~っと・・・」

 

「じゃあ聞くけど、この営業にいくらのコストがかかってるの?何をしゃべってどういう話になったのか、日報には書いているよね。それをデータマイニングをしているんじゃないの?費用対効果はそうやって計算してるんじゃないの?あなたの出張費を回収するためにはいくら売らなきゃならないの?営業部長はどういう方針を言ってるの?」

 

「あのぉぉぉ、やってません。」

 

「それでDX、AIを売るって?そもそもあなたの会社でDX、AIって何?よそが買ってますからってな話ではうちは買いませんよ。」

 

大丈夫ですかねぇ、この会社。上場企業なんですよ。実はいくつかAIとかDXに関する本を読んでみました。正直います。アメリカのMBAの先生が書いた本はゴミです。AI、DXに関する定義がないだけではなく、大体のところのイメージも湧きません。雲を掴むような話を延々とやっており、まるで禅問答・・・失礼、禅問答であっても何を議論するのかは何となくわかります。SFなんですよ。

 

おそらくアメリカの有名な大学のMBAの先生は、証券会社あたりから金を貰って本なり論文を書いているのでしょう。技術を分かっていないのに、分かった風に書いているのがよく分かります。こうして、2000年のITバブル、1990年のOAバブル、1980年のMEバブルを作り出して一儲けしたのでしょう。いかにも株屋のやることです。

 

よく見定めて投資しましょうね。