ハンガリーのオルバン首相はここ5年ぐらい言動がおかしいのですが、日本で報道されるのはほんのわずかな部分だけのようです。

この状態に至って、中国ロシアと急接近しているようです。

 

例えばこれ。ヨーロッパ企業ではなく、わざわざ中国企業ですよ。しかも、EUですら辞めようかと言い出しているEVの工場です。中国企業の場合は、工場の建設の段階から中国人労働者を入れて、材料も全て中国から運び込んで建設するらしいです。その後は工場のメンテナンス要員と言いつつ、建設労働者をそのまま置いていくようです。

 

いまやブダペストはすっかり様相が変わってしまい、中国の大学の分校ができて、数十万人単位の中国人がいるそうです。

180万人弱の人口で数十万人といえばどういう状況になるか、想像つくと思います。それに抵抗してきた人たちは、ハンガリー国外への移住が始まっているようです。共産主義圏の中では、優秀な経済国家だったのですが、今では逆ぶれしているようです。

 

ロシアとの関係もますます深めていき、ウクライナ支援を拒否しNATO軍への貢献も拒否しつつあるとか。今やEUにとっては非常に頭が痛い状況で、どこかの知事がリニアに反対して引っ掻き回した状況と似た状態になっています。

 

しかも場所が悪い。内陸で周りがEUとNATOで囲まれているど真ん中で、反EUと反NATOになりつつあります。明らかに引き剥がし工作に乗っかっちゃってしまった感じがあります。