歌劇団側がパワハラをしたとされる上級生の謝罪文を遺族に手渡すことを検討していることが分かりました。

 

ここまで引っ張りに引っ張って、事件の当事者だけで終わりにする、一種トカゲのしっぽきりだと言われても仕方ないと思いますよ。管理者責任はどうなりますの?プライベートな部分まで管理者云々いうのは筋違いですが、現場でも起こっていた問題ですよね。

 

やるならさっさとやっていればまだしも今頃になってからこれを言い出すとなると、実態はどうであれ、組織ぐるみで隠ぺいを図ろうとしたと思われるだけだと思います。これは解決にならないでしょう。

 

自浄作用が云々と日本人は言いたがりますが、自浄作用なんてもんはありません。武士が不始末を起こした時に、命じられて切腹をする時代の話であって、今はそんなことないでしょう。第三者委員会といったって、喩え元検事が入っている弁護士団に依頼したところで、弁護士は依頼人に忠実義務がありますからね。弁護士は元裁判官であろうと元検事であろうと、今は弁護士なんです。

 

スポンサーは誰ですか?依頼人ですよね。その依頼人に不利になるようなことをするわけないじゃないですか。第三者委員会ほどあてにならないものはないんですよ。

 

外圧によって強制的に調べなければ実態の把握は事実上不可能だと思っています。そして、早く原状回復したいならば、さっさと公権力を投入した方が早いと思います。