世の中の政治を行う統領の官職は、民の上にお立ちになって、君主と臣下の間にいらっしゃる。世の中が乱れるのも治まるのも、穢すのも清めるの、飢えるのも富むのも、統領の臣下でなければ、国であろうが家であろうが、人々の中や個人の中を富ますために、祓いを行う教えである。中臣の祓の中にあるというのが昔の神の教えの言葉であり、先ずは胸中にある神の宮殿の穢れをとことん祓い清めて、住吉大神のようになり、明るく照らし、広い点かを前にして、君主の身の回りのことを、遠近上下の穢れを祓い、清らかにして、君主上下の仲をよくして中津国[1]の国民として、君主に忠誠を誓い、神を祀つる道が備わっている。これは天の神の報いていただけることであり、天照大神守っていらっしゃる道は明らかに神道が盛んなところである。これは臣という字を富と呼んだことの意図である。

 


[1] 日本の事

 

難しいですね。本文も興奮して書いているのか勢い余って、主語と述語が一致しないどころか、文脈もよく分からなくなっています。ほとんどユリシーズの世界です。

 

とにかく、仲良くしろよ。穢れさえなければうまくいく話なんだから、穢れとなるようなことはするなよ。上司と部下の間でも対立して何かしでかすようなことはするな、身近な人間であろうと縁遠い人であろうと喧嘩するようなことはするなという事でしょう。