遠山金四郎こと遠山景元(かげもと)が奉行になった日です。

これは明治19年に書かれた人名辞典ですが、国会図書館にはこれ以前の記録は公開されてないみたいですね。長谷川平蔵とともに後になって江戸のヒーロー扱いになっています。

 

映画では昭和30年(1955)年に片岡千恵蔵が主演で、TVドラマ化されました。数多くの役者が演じましたが、恵比寿屋さんとしては杉良太郎が一番印象に残っています。

これによると、天保11年(1840年)には北町奉行に就いてからなので47歳以降のお話のようです。通常この年齢になると隠居なので、随分頑張りました。

 

この当時といえば、天保9年の2度目の飢饉と14年の3回目の間で、経済が大混乱していた時期です。この位のときに天保銭(百問の価値)が出てきてのですが、当時流通していた一文銭(本来は50円ぐらいの価値だった)のが、インフレを起こして一文銭40枚で百文分が作られるようになったので、全国各地で贋金と藩札が作られるようになりました。

こういった背景を思い浮かべながら見てみると、別の楽しみが出てきますよ。裏が波模様になっているのは四文銭、文あるいは何もない(たまに足)があるものは一文銭です。

 

ただ、いまは時代劇チャンネルとかでしかやりませんからね。やって欲しいなぁ。