5年ほど前にできた橋があり、工事でもない限りはそっちばかり使っていてたのですが、今日はたまたま用事で昔使っていた道を通ってみました。

 

確か半年前にはあったはずのレンタルビデオ屋と100円ショップが無くなっていました。隣り合っていたのですが、やけに壁が白くなったなと思いよく見ると、レンタルビデオは看板から何から何まで無くなっており、100円ショップは次の借主が工事をしていました。

 

2つとも産業構造上無くなっても仕方ない分野です。レンタルビデオ屋は10年ほど前あたりから、web配信の研究が進みyoutubeやその他違法サイトで動画が上がるようになり、それに合わせて回線も充実し遂に実店舗である必要は無くなってしまいました。

これは技術の発達でなくなってしまった産業ですね。蔦屋などはレンタルをやってましたが、今はやっているところってあるのでしょうか?

 

もう一つの100円ショップはまだ上場企業にも残っていますが、文字通り100円で販売している物はかなり減ってきました。300円、500円コーナーが増えてきています。これも円が強く、周辺諸国の所得が低かった時代の名残ですが、今は経済状況が変わってしまいましたしね。中国については、今の不景気から昔の低賃金国に逆行しているので「平和であれば」この商売は続くかもしれません。が、あくまでも「平和であれば」の前提条件は大きいでしょう。最近はタイ製も減りインドネシアなどが増えてきていますが、輸送コストからしたら結構しんどそうです。

 

この二つはこれまでのような商売はどう見ても長続きしません。こうやって、産業の入れ替えが起きていくもんなんです。

 

これからなくなっていく産業としては、大量販売の古本屋・中古ゲームソフトも実店舗は無くなっていくでしょう。いかんせん、通りに面したところで、駐車場完備で、万引きのコストも考えれば、実店舗を構えるコストは相当なもんです。ネットにシフトしていくのでしょう。

 

恵比寿屋さんが子供の頃にあった産業で、随分前にほぼ絶滅した産業と言えばレコード・CDの小売店がありました。不思議なもんで本屋は残っていますけど。ちょっとした技術の変化でどう変わるのか、見極めるタイミングによっては大きく伸びもしますし、衰退するもんです。会社経営にはこだわりは必要ですが、こだわってはいけない事というのはあるもんです。