他人を欺き、人から貪り取り、栄えたとして、義から外れた利益を得て金持ちになったとしても、一代、二代、三代と金を持っている例はない。昔から金持ちの泥棒がいないことをもって理解できるだろう。僅かでも正しくない、正直ではないことがあれば、神を穢すことだと思いなさい。神を穢せば幸いはない。

 

金銭は天下を巡り、本来は人を助ける存在である。だから宝と呼ばれ、日月に次ぐくらい重要なものである。だから無理して蓄えていくのは、金の本来の存在意義から外れているだろう。必要があって飢えから人を救うための備え以外に貯めるのは、金の存在目的ではないので、必要な備えも出て行ってしまうだろう。こういうのは金の存在目的に合わないからだろう。金を持っている町人が全ての金を家に貯めておいてはいけない。そのうちの七割、八割は人に預ける、こうすれば金の存在目的に合うので禍は起きないだろう。そうはいっても、利子を多くとろうとするのは神を穢しているのであって、人を助ける金の存在目的に背いて損をする人が多い。

 

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このブログでも何度も出てくるこすっからい人、東日本大震災の時にこれは使わないから取っておくと電化製品をしまおうとしたので、「使わないなら難民に提供してやったら?」といったところ、「そんな勿体ないことするか!」とキレた人がいました。

 

この人は某上場企業の主要株主上位9位にまでなった人なんですよ。創業社長でもなく、設立から支援したわけでもなく、コツコツ株を買ってなったという点では立派だと思います。そこのうちの家族もやはりオカシナ人で、近所からかなり嫌われていたようです。町内会紐払わないくせに、町内かのお祭りの出しものには全部手を付けてもらって帰ってくるというドケチで、案の定敵を作りまくってましたね。

 

あの爺さんも生きていたら90歳ぐらいなので、さすがに相続税で大変なことになっていることでしょう。もう付き合いは全くないのでどうなったか知りませんが。

 

後段の一般的な話ですが、タンス預金で1000万円という人はそういないと思います。その意味では金融機関に預けるというのは一つの方法ですが、同時に今の時代だったら株を買って会社を応援するっていうのもいいですよ。株取引というと博打みたいなイメージを持っている人がいますが、短期間で信用取引なんかするからです。5年ぐらい持つつもりで株を買うというのもいいもんです。