心情的には消費税、所得税、年金掛け金の引き下げに賛成しますが、実際はどうなんでしょうか?GOTOキャンペーンのような利権関係を肥やすだけではないかという意見があります。

 

この日銀のデータによると日本人は消費性向、ここ数年下がっています。つまり、所得が上がっているにもかかわらず消費は上向いていないということです。そこに来て武漢ウィルスとなると不安心理から、下手に減税をすると給料振込口座から支出がほとんどない、却って貯蓄を増やすことになります。

 

したがって、政府が支出を増やすという点ではGOTOキャンペーンは大外しではないと思っています。ただこの時期にやるべきではないし、観光業界を救うにしても、感染防止をもう少し考えてやるべきでしたね。閣議決定では、武漢ウイルスが治まったらという前提条件があったはずなんですが。

 

そこで敢えて減税をするならば、同時に消費意欲を高めるあるいは投資意欲を高める政策も必要です。

 

例えば公共投資はこの際、非常にいいのではないかと思います。というのは、耐用年数を過ぎているにもかかわらず、メンテナンスもろくにできていないトンネルや橋

 

 

がかなりあるので、そこにまずは投資するのが最も効果的であろうと。かつ、消費税を下げることによって、より多くの社会インフラの点検が可能になります。人手不足についてはかなり機械化が進んでいるので、近いうちにかなり解消されるでしょう。このまま放置すると、日本国中がこうなります。

 

 

これは緊急の課題なので、武漢ウィルス云々以前にやらなければなりません。

 

 

次に、投資を誘発するものとしては中国からの撤退をさらに促す支援策もいいでしょう。国内に戻すなら補助金を出すのもいいですね。ラオス、カンボジアのような国に移転するのも何らかの支援があってもいいでしょう。しかしこれは基本的に経営者がきちんと危険性と見比べて判断すべきことなので、なるべくであれば政府は手を出してほしくないと個人的には思っています。さもないと、全て政府のせいにするタカリを増やすだけになりますので。

 

中長期的には首都移転、宇宙、海底開発を含め科学技術にもっと投資をして欲しいですね。これは効果が出るのは遅いですが、知的財産で他国に優位に立てることが可能になりますし、国防上、防災上も重要だと思います。