また間違ったら、すぐに改めなさい。短気を起こして行動すると後悔するということもある。

 

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これは、この年になって分かってきた事です。若いときは何かされたり言われたとき、やり返せなかった事に悔しさの余り眠れなかったことが何度もありました。

仕掛けてくる奴らは自分が正義だと思っていますから、やり返したところで延々と続き終わりません。ただ、仕返しは絶対必要だと思っています。もちろん仕返しをするときは、それに対する仕返しもあり得るので、やる以上は絶対縁を切るぐらいのときでない限りはやらない方がいいでしょう。

軽い事であれば、私は嫌味で返します。これで分かる相手ならそれに越したことはありませんが、スイッチが入る人がいます。こういう類の人は何をどういってもしつこくやってきますので、出来るだけ遠ざけることです。

 

ある人から聞いた話ですが、ある有名人が某広告代理店の仕事を奪ったと噂を立てられ、半ば脅迫文のようなものをまかれたそうです。そのときは裁判も辞さないという態度でしたが、弁護士に言われたそうです。

「これは非常に不愉快な事だし、やり返したい気持ちは分かる。でも、このために一日何時間も裁判資料にかかりきり、嫌な事を思い出させられ、揚句に出廷して、しかも金がかかる。慰謝料を取るにしても、裁判費用に全部消えるどころか持ち出しの可能性がある。むしろ、本来の仕事をした方がいいのではないか。」

その人は結局、一切の怪文書は無視し本来の仕事に集中したそうです。人の噂も半年で止まり、その後は平穏に暮らしているそうです。その後その会社は黒いうわさが祟り、かなり売り上げを落としたそうです。