普段から慎んで守りなさい。その三つというのは、一つに主君親を殺すのは罪である。二つに浮気をすることで他人の妻を犯すことは罪である。これには強姦と和姦があり、強姦は女が同意しないのに無理に犯すことである。和姦というのは互いに同意してすることだ。三つに無分別に放火をしたり人を殺す罪である。この他、山賊、海賊、夜討ち、強盗、穿 (せんみ)[1]と様々悪党は今も昔もいる。

 


[1] 土蔵破り?

 

いやー刑法犯ばかり凶悪犯ばかり上がってますね。朝からすみません。

主君を殺す、下克上そのものですね。内部通報が嫌われる理由はそこにあるのかもしれません。これは、お天道様が見てらっしゃるにたちもどってほしいところです。

 

江戸時代の密通は路上で晒し者にされて、追放されたそうです。夫はやりたい放題、妻ばかりが酷い目にあうみたいなことを言われていますが、全然違います。

浮気した相手、浮気した本人両方とも晒し者になされますが、浮気された人は親告罪ですので当然その人も間接的にですが晒し者になります。なので浮気された夫がいたとしても、夫は罪を申告することはめったになかったそうです。小さな集落での平和維持活動ですから、露骨な浮気関係は立派に刑事事件として扱われました。

窃盗強盗の類と言えば国定忠治ですが、大衆演劇では英雄視されていますが、実態はかなり違ったようです。博打、強盗、殺人と映画マッドマックスみたいな感じだったそうで、義理人情だの任侠だのとはかなり遠い人だったようです。