箕売りが古箕
商売優先で、自分の格好には構ってはいられないということです。
そりゃそうですよね、呉服屋さんが最高級の物を着て接客をする事を想像してください。宝石屋さんが、20カラットのダイヤの指輪をして接客している状態を想像してください。
客はドン引きしますよね。販売業だけでなく、ホテルの接客係があまりにも高級な格好をしていたら、さすがに客が入りにくくなります。
客より一歩引いた状態で商売した方が良いのです。飲み屋のお姉さんの場合は、オッチャンのお客が非日常を味わいたくて来るのですから、それなりの格好が必要でしょうけど。
もう一つ意味があるようです。自分のことを先にやったら御客への対応が疎かになるので、まずは自分よりお客さんへの対応をしっかりしなさいという事のようです。
わざとやる場合もありますが、お客さんに自分が大事にされているんだと思わせる演出も必要です。
だから「お客様は神様です」の諺が出てくるのでしょう。
とはいっても、最近は神様扱いされなかったことでキレる客もいるようですが。