商人平生記が終わって、さて何にしようかといろいろ考えてみました。

 

『冥加訓』も学問的には重要ですが、説教臭いのがどうも私の好みに合いません。どうせブログでゆるゆるやるんだし、ということで「心学いろはいましめ」にしようかと思います。

 

いわゆる「いろはカルタ」の一種です。一種というには、大まかに三つの種類があるようで、現在一般的なものが江戸いろはカルタで、他に京都中心に仏教の影響を受けた京カルタ、そして小山駿亭の心学にかかわるカルタです。

 

 

駿亭講釈 心学いろはいましめ

 (こやましゅんてい/おおばかふう)

これは2017年に現代語訳が復刊しています。

 

何で本にしてカルタにしなかったのか不思議な復刊ですが、これを基に話を進めましょう。