何度言っても、
片付けない。何度言っても、
脱いだ服を、そのまま。
言うたびに、
だんだん、
声が大きくなっていく。
「なんで伝わらへんのやろう」
って、悩むけど、
実は、
言う回数が増えるほど、
伝わらなくなっていく
仕組みがある。
脳には、
同じ刺激が繰り返されると、
その刺激への反応を、
弱めていく機能がある。
時計の秒針の音が、
最初は気になっても、
そのうち聞こえなくなるのと、
同じ仕組み。
小言も、これと同じで、
1回目は、届く。
2回目、3回目と、
同じ言い方で繰り返すと、
脳が、
「これは反応しなくていい音」
って、判断し始める。だから、
大きい声で言っても、
回数を重ねるほど、
逆に、届きにくくなる。
じゃあ、どうするか。
回数を減らして、
言う時は、
いつもと違う言い方で、
伝えてみる。「片付けて」の代わりに、
「これ、どこに置いたら取り出しやすい?」
って、聞いてみる。
同じ音を、
繰り返さない。
それが、
また届くようになる、
近道だったりする。
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