我が家には、ちょっとしたルールがあります。

火曜と木曜、それともう1日好きな曜日。この週3日は、私が9ヶ月の息子と一緒に寝て、妻は上の子たちと寝るという担当制です。



まだまだ眠りの浅い息子。

寝かしつけにおいて、私の武器は「立ち上がり、抱っこして、揺れる」の一択。






1. 「抱っこ」というルーティンへの違和感

​泣きわめく息子を抱いて揺れ続けること、15分、30分……。
ようやく寝てくれたと思っても、置いた瞬間に泣きが再沸騰することもあります。
​そうなると、正直こっちもしんどくなってきます。ついイライラしてしまい、心の中で(あるいはボソッと)「もうええって……!」と漏れてしまうことも。


​そんな自分になるのが、すごく嫌でした。


息子を安心させたいはずなのに、なんでこんなに余裕がなくなるんだろう?




2 .自分を「自己観察」してみた夜
​そんなある日の晩。息子が泣き始めた時、ふと思い立ちました。

今日はまだ、私の心に余裕がある。いつもの『即・抱っこ』を一度抑えて、自分を観察してみよう」と。

​実験のつもりで自分の心を見つめてみると、驚きの発見がありました。
私にとっての抱っこは、息子を想う気持ちよりも、いつの間にか「寝かしつけるための手段(拘束具)」になっていたのではないか……?

​そこで改めて、自問自答してみました。

  • ​なぜ抱くのか? → 安心してほしい、落ち着いてほしいから。

  • ​そのために抱っこは必須か? → 分からない。何を求めているか、まだ聞けていない。

  • ​息子は何かを伝えていないか? → 正確な言葉は無理でも、行動で見えるかもしれない。

  • ​「よし、一旦待ってみよ」



3. 息子が求めていた「グリグリ」
​布団に横になったまま、息子の動きをじっと観察してみました。
すると息子は、私の上に乗ってくるわけではなく、僕の肩に頭を「グリグリ」と押し付けてきたんです。

​これは息子が好きな触れ合い遊びの一つ。

「今これをやると目が冴えちゃうかな?」とも思いましたが、

ふと「あぁ、この子は今、こうして触れ合って安心したいんだな」と直感しました。


​そこで、彼の「グリグリ」に応えるように優しく頭を撫でてみました。



すると、どうでしょう。



息子はあんなに泣いていたのが嘘のように、安心した様子でグッスリと寝入ったのです。




4.「やり方」よりも「対話」を
​その夜、いつもなら2〜3時間で起きる息子が、朝方まで静かに眠り続けていました。
​今回学んだのは、「寝かしつけなきゃ」という自分のルーティンに固執せず、子供が何を求めているか一歩引いて観察する大切さです。

​言葉はなくても、9ヶ月の息子はちゃんとサインを出していました。
もし、抱っこし続けて心折れそうな夜があれば、一度「待つ」という選択肢を試してみてください。お子さんなりの「安心のツボ」を、そっと教えてくれるかもしれません。



この日の夜に気づいたのは、寝かしつけに正解があるんじゃなくて、目の前の息子の中に答えがあったんだな、ということ。
こうしなきゃ」を手放してみると、意外な発見があるもんですね。

皆さんの担当の夜も、どうか穏やかな時間が流れますように。