ヴィエンチャンの日々(2) | パパ?のブログ

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しばしば記事を書くのを怠けてしまいますが、今は過去に乗った車、運転した車のことをメインに書いていきます。それぞれの車の良い点や悪い点も含めて紹介しています。イメージとはかけ離れた実態を持った車種もあるので、少しでも参考になれば幸いです。

ヴィエンチャンはラオスという、歴とした国家の首都でありながら、

よく言うとのどか。

もっと端的に言うと田舎でして、街としてのポテンシャルは

かなり低いと言わざるを得ません。

よくちょっと旅慣れた人の間では、ヴィエンチャンは

「世界一何もない首都」などと呼ばれ、人気の訪問先になっている

そうですが、数日の滞在ならまだしも長期間の滞在となると

かなり暇と言えます。

 

それと前にも書きましたが、夜遅くなると飲食店であっても

営業しているところが極めて少なく、家やホテルに食料を

備蓄しておくことが求められます。

ただ人は悪くなくてですね、一緒に仕事となると辛いですが、

対人関係でのストレスはカンボジアほど多くないかも知れません。

 

 

それと景色はのどかで、悪くないものです。

また標高が高いため、早朝と深夜は比較的涼しいのです。

 

夜のドライブに繰り出しましょう。

この道は街灯もありますが、これは稀で全体的に街は暗めです。

 

どこに行くかというとですね、ここなのです。

Vientiane Railway Stationです。

中国からの借款で建設された、中国ラオス鉄道のラオス側

終着駅となっていまして、2021年12月に開業したばかりの

まだ新しい駅です。

 

ヴィエンチャンと、中国側は雲南省の昆明南駅を結んでいますが、

直通は毎日一往復。それ以外のラオス国内だけを走る便も

四往復なので、当然便利とは言えません。

中国が途上国を借金漬けにした象徴のような例で、当然五往復では

黒字化は望むべくもありませんが、それでもルアンパパーンなど

ラオスの中では主要な都市を結んでいますので、ラオス国民や

旅行者には一定のメリットはあるのかも知れません。

 

電車の運行時間帯は敷地内に入るのに、チェックが必要ですが、

夜はゲートが開いていました。

駅のロケーションは、中心地から20km以上離れており、

バスか車でしか行くことができないので、利便性は高くありません。

 

来てはみたものの、特にやることもありませんので中心に戻ります。

 

今度はナイトマーケットからメコン川沿いを少し空港側に向かった

ところまで行き、メコン川の対岸にあるタイを臨みます。

 

対岸のタイはノーンカーイという県で、それほど栄えている

ところではありませんが、それでも僕がいるラオスサイドとは

雲泥の差があります。

 

この日はちょっと国境跨ぎをしてこないといけないので、

タイとの国境に向かいます。

 

国境にある地下駐車場に車を停めて、バスで国境を跨ぎます。

 

タイラオスフレンドシップブリッジと言われる橋を渡って、

国境を越えますが、この橋はオーストラリアの支援で建設

されたようです。

 

ここがラオスサイドの国境で、出国者は右から入り、入国者は左から

出てくることになります。

実は私、うっかりしていて2日間オーバーステイになっており、

イミグレで2日分の罰金、20USDをお支払いしました。

どうもすみません。

 

無事イミグレを超えまして、橋を渡るバスに乗り込みます。

ラオス側は日本の中古の路線バスを使われていることが多く、

京都の市営バス出身らしきものなどもありました。

近年の日本の路線バスはノンステップバスが当たり前ですが、

私が幼少の時によく走っていた、階段を4~5段登って客席に

辿り着くようなバスです。とても懐かしいです。

 

なお、ラオスは右側通行、タイは日本と同じく左側通行ですが、

やはり国力の問題か橋の上はタイの交通ルールが適用されており、

運行されるバスは右ハンドル。通行は左側となっていました。

自分の名義の車などでは、自家用車などでも国境を越えることができ

ラオス・タイの車ともに国境を跨いで行きます。

また貨物用の列車の線路も橋に敷いてあります。

 

メコン川を越えてタイに入りましょう。

僕のiPhoneは香港モデルで、SIMが2枚入るので、このように

陸路で国境を跨ぐ時には非常に便利です。

その代わりeSIMは使えませんが。

 

そしてこちら側がノーンカーイにあるタイサイドの国境です。

 

タイはノービザで陸路にて入国する時は、年に2回までしか

入れませんので、注意が必要です。

 

特に何もすることがありませんので、バスに乗ってそのまま

ラオスに戻りましょう。

なお、バスは往復ともに20バーツで、ラオス側キープでもバーツ

でも支払うことができますが、タイサイドはバーツのみとなります。

ちなみにラオスサイドのキープでの金額は忘れてしまいました。

 

タイでの滞在時間はわずか10分ほどですが、ラオスに向かって

出発します。

 

帰りも当たり前ですが、広大なメコン川を跨ぎます。

 

そういえばですね、この時借りていた車はトヨタではなく、

KIAのSELTOSという小型SUVです。

 

全長は4.4mほどですが、全幅は1.8mあるので前席に座っている

分には狭さは感じません。

また東南アジア仕様なので、シートヒーターはありませんが、

前席にはシートベンチレーターが装備されており、

韓国車を運転するのは初めてですが、まあまあ快適でした。

 

足回りも意外としっかりしていて、値段は違いますが

以前借りていたトヨタのVIOSより圧倒的に快適な車でした。

まあ信頼性は断然トヨタでしょうが。

 

ただ一点、大きな欠点があります。

この車はエンジンが1.6リッターで122馬力の仕様でして、

ミッションは6速オートマなのですが、このくらいのエンジンの

車としてはかなり悪いのです。

リッターあたり10kmも走らないのです。

もちろん、僕が日本で乗っていた車に比べると、とてつもなく

高燃費なのですが、それらの車は巨大であったり、とんでもない

パワーのエンジンを発生していた車なので比べ物になりません。

 

しかし近年、このくらいの車の燃費は確実に10kmを大きく越える

実力を持っているはずですが、この車はそれらに比較すると

かなり燃費が悪いです。

その原因は、この低出力のエンジンでそこそこ走らせるために、

ギアリングを低くしていることだと思われます。

今時ありえないくらい巡航時の回転が高くて、100km/h走行時に

2400回転も回っているのです。

平均速度が低い東南アジアではこれでもいいのかも知れませんが。

 

夕食でParksonに行く前に、メコン川の河畔に来てみます。

ちょうど日没の時間で、きれいな景色を見ることができました。

 

東側はこのように既に暗くなっていますが。。。

 

西の方に目を移すと、素晴らしいグラデーションです。

 

美しい。。。

 

ただただ美しいです。

これがメコンの日没か。

エリア88でグエン・ヴァン・チョムが息を引き取る間際に

呟いたメコンの日没。

とうとう僕も見ることができました。

 

あ、Parksonの地下にはホンダ製(中国製)e-motoが

売られていました。

 

1000~1400USDくらいです。

ラオスではe-motoはYADEAという中国ブランドがトップシェア

だと思われますが、エンジン付きは当然ホンダが最も人気の

ブランドです。

e-motoは果たしてどうでしょうか?