久しぶりのブログ第3弾 | パパ?のブログ

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しばしば記事を書くのを怠けてしまいますが、今は過去に乗った車、運転した車のことをメインに書いていきます。それぞれの車の良い点や悪い点も含めて紹介しています。イメージとはかけ離れた実態を持った車種もあるので、少しでも参考になれば幸いです。

500Eの次に乗ったのは

「BMW 740i」

E38型です。
僕はBMWという車自体にそれほど興味ありませんが、
7シリーズはとても好きなのです。
いや、正確に言うとE38が好きなのです。

デザインは正直地味ですが、低く構えたボディーに
奇をてらったサイドライン等一切無く、本当に上品で、
間違いなく7シリーズの中では一番美しいデザイン。
長いBMWの歴史の中でも507やE24、E52などと並んで
トップクラスに美しいデザインだと思います。

色はオックスフォードグリーンⅡ
内装は明るいベージュで、ルーフライニングも同色。
ダッシュボードも同じベージュ系で統一されていることもあり、
運転席に座ると気持ちがぱっと明るくなる車でした。




最初のオーナーさんが2000年に千葉県で雹が降ったときの
雹害車である750Liを買った下取り車であることから
AbeBMWさんから3年落ち、3.6万キロの個体を
格安で卸して頂きましたにひひ

4400ccのV8で286馬力のエンジンは500Eより150kg以上重い
ボディーには最初は少々力不足だと感じ、遅いと感じましたが、
回しているうちにしっかりと噴けるようになり、少なくとも
不満は感じなくなっていました。
ちなみにディーラー車なのでリミッターは210kmリミッター。
タイヤはコンチネンタルのエココンタクトなので、
スピードレンジもH規格なので、首都高なのでちょっと攻め込むと
すぐにタイヤが鳴いて不満を感じました。

しかしこの車、購入して割とすぐにタイヤを
純正サイズでZRを設定している数少ないピレリP6000に
交換したら印象が一変しました。
W規格のタイヤの効果は絶大で、コーナーでふんばるふんばるアップ

更にDSCのボタンを押すとリアサスが固まって、コーナーでの
ロールが一気に抑えられ、本当に素晴らしいコーナリングを
する事ができました。
首都高でも浜崎橋でアウディのB5型のRS4についていけましたし、
ポルシェ993にもついていけました。
ちょっと下手なBNR34のGT-Rには負けませんでしたし、
東名の上りで御殿場、大井松田間はあの下りの深いコーナーを
本当にきれいに回って、フェラーリ360モデナや
R230のSL55を置き去りにもできました。
単純にみんなヘタクソだっただけかも知れませんが(笑)

軽井沢のしげの屋という峠の茶屋からの下りでは、すごく
ミューの低い狭いヘアピンコーナーの連続ですが、
そこはきれいにカウンターを当てながらテールスライド
できましたし、大阪の箕面でもワンエイティとかシルビアに
混じって一緒に慣性ドリフトをすることもできました。
BMWの駆け抜ける喜びは伊達でない事を身を以て
体験する事ができました。
運悪く夏タイヤで大雪にぶつかってしまった時にも、
橋の鉄の継ぎ目が斜めにかけてある所でお尻を
滑らせてしまいましたが、それもカウンターを
何回か当てて難なくコントロールを取り戻す事ができました。

パワーはそれほどでもないですが、コーナーを楽しむという
それまでにはあまり知らなかった価値観を教えてくれた
この車に僕はすっかり惚れ込んでしまい、結局5年、10万キロを
自分で走り込む事になります。
この車で大阪などの遠出もし、平日の夜中に大阪から東京までの
帰りではかなり時間を節約したこともあります。

当時のBMWは冷却系がウィークポイントで、ラジエター本体と
サブタンクを1回ずつ交換しました。
でも同じくトラブルが多いとされるZF製の5速ATは
よく壊れる7~8万キロを大きく超えて、結局
約14万キロまで全くのノートラブルでした。

この車の体験が後のE38型、750iL購入へと続くのです。
今度はALPINA B12 6.0が欲しいな。。。
今ショートボディーが1台出ていますラブラブ