SKY TREE
患者さんが良くなることは、セラピストにとって何よりも嬉しいことです。
初めは歩行器を使ってフラフラ歩いていた患者さんが、杖もなく、階段昇降もできるようになりました。
患者さんは「あなたが一生懸命やってくれたからよ」と言ってくださいます。
しかし、リハビリテーションは一人でやるものではありません。
ときには厳しい練習に、嫌な顔一つ見せず取り組んでくれました。
訓練後に病棟で手すりをつかんで歩いている姿を何度も見ました。
患者さんの努 力なしでは成り立ちません。
そんな患者さんと退院後の生活を考えてバスの乗り降りを練習しました。
病院内しか歩けなかった方と、見慣れぬ屋外を歩けたこと。
やはり嬉しいことです。
病院から業平橋の駅まで行き、まだ入れぬスカイツリーを見上げてきました。
「見上げ」るだけではあまりなので、「土産」も買ってきました。
帰りの道中、患者さんから頂いた一言。
「あなたの仕事は素晴らしい仕事よ。」
患者さんがそう思ってくださった。
これは本当に価値のあることだと思いました。
その言葉に見合うだけの努力をこれからもしていきます。