風力発電が野鳥に与える影響を考える会北九州(2026.04.06)
野鳥はなぜ風車の羽根に衝突するのか?
自由自在に空を飛べる野鳥は避けることができそうだが・・・
写真上:衝突したオジロワシ((公財)日本野鳥の会提供)
その1.野鳥が衝突しやすい場所は、風車の多くが設置され
ている岬・半島・海岸の上、山の尾根などです。
そこは野鳥にとって飛びやすい場所でもあります。
また、営巣地やねぐらとエサ場の間に風車があると
衝突事故が起きやすくなります。
その2.回転している羽根の向こうの景色が透けて見える
現象(モーションスミア現象)は、鳥類の眼は人間
に比べて起こりやすいと言われています。野鳥は回
転直径100m以上という巨大な羽根の向こうの景色
に向かって飛んで行き、衝突するようです。
風車は見た目にはややゆっくりと回っているように
見えますが、強風時の羽根の先端は、新幹線並みの
スピードで回っています。
その3.特に中型、大型のタカ類は地上のエサを上空から
探すとき、エサの小鳥や魚、小動物が現れると、
風車の羽根が回っていることを意識することなく?
急降下したときに羽根に衝突し、弾き飛ばされる
ようです。猛禽類は、特に眼の周囲の構造として
上空が見えにくくなっているため、上から降りて
くる羽根に叩き落されるようです。
その4.野鳥は夜間にも飛翔しますが、風力発電の照明に
ひきつけられたり、悪天候の際、低く飛ばざるを得
なくなり、風車の回転域に入り、衝突するようです。
この地球で人間よりも長く生きてきた鳥類にとって、近年
急に現れた風力発電が、危険なものとは認識できていない
はずです。できるだけ風の状態が良いコースを飛ぶ鳥類に
とって、やっかいで邪魔な構造物であることには違いあり
ません。
「野鳥にも人にもやさしい風力発電であってほしい」
