昨日だったか一昨日だったか、もうどちらでも良いんですが、ようやく九州北部地方も梅雨明けが発表されまして、いよいよこれから本格的な暑い夏がやって来ます

高校野球佐賀県大会の地方予選も始まり、佐賀北高校が4年前の夏の甲子園優勝以来、夏の予選では初めて初戦を突破する事が出来まして、関係者の皆さんはようやく重圧から解放されたのではないでしょうか

それだけ佐賀県の高校野球のレベルが確実に上がって来ているという事だと思います。
そして今月末で僕もまた1つ歳を重ねまして42歳になってしまいます(汗)
夏生まれの夏男なワケですが、蒸し暑い夏が実は大の苦手でして

元々、体育会系なモノですから季節に捉われず体を動かす事は好きで、今も真っ黒に日焼けしているんですが、炎天下の中、1箇所に留まってじっとしているのがどうしてもダメなんですよ

もちろんライブとか大好きなんですけど、スタジアムツアーや野外の夏フェスに1度も参戦した事がないのはその理由なんです(笑)
さて夏と言えばそう、少しヒンヤリした話で涼みたくはありませんか?
でも、これからお話する内容は実際に僕が体験した本当の話で、精神的に負担に感じる方もいるかもしれないので、読みたくない方はどうぞ読まずにスルーしてくださいね。
7年ほど前の事ですが、まだ僕が東京でホ○ルマンをしていた頃の話です。
深夜遅く、満面の笑みで現れた男性。
よく見ると彼の後ろに隠れるように立ちこちらの様子を窺う小柄な女性。
僕はこの女性の目を見た時、一瞬ハッと背筋が凍りついたのを覚えています。
なぜかと言えば、自分の人生において初めて幽霊というモノに遭遇してしまったと勘違いしたからでした。
それぐらい彼女の目つきは怖かったんです。
何となく嫌だな、何事もなければ良いけどなと思いながら、日頃から稼働率を上げるように言われてましたので、大丈夫だと判断して代金を頂きお部屋へ通す事にしました。
翌朝8時に仕事を終え、地下鉄で30分ほど揺られて自宅へ戻ると僕はそのままベッドに横たわり、いつの間にか眠りについていました。
激しく鳴り響く電話の音で目が覚め、僕はすぐに時計に目をやりました。
もう朝になり遅刻してしまって会社からの呼び出しだと思ったからです。
実際には夕方だったんですが、受話器の向こうはいつも僕に優しく気を使ってくれる少し緊張した先輩の声でした。
先輩「○○くん、今、大丈夫?」
僕「あ、はい。大丈夫ですが、どうかしましたか?」
先輩「○○くん…。昨日○○くんがチェックインした××さんって人、覚えてる?」
すぐにこれはもしかしたら凄い事件があったなというぐらいの察しはつきました。
僕「はい。覚えてますが、何かあったんですか…?」
先輩「あ、うん・・・。驚かないで聞いて欲しいんだけど、男女の心○みたいなんだ。今、××が第1発見者として警察に呼ばれて事情を聞かれてる…。」
僕「マジですか…?いや、実は昨日ちょっとだけ怪しいとは思ったんです。気持ち悪いぐらい男の方は満面の笑みで現れて、どちらか言うとテンション高めだったんですよ。ただ口調もキチンとしてて話も出来たから通しちゃったんです。まさか心中するとは…。」
悔しかった。
それなりにこの仕事をやって来て、まともな人間かそうでないかぐらいは一目で見抜く目を養ってきたつもりでした。
彼らを信頼して部屋を提供したのは僕なので、その時はホ○ルにも彼らにも責任を感じましたね。
僕があの時、部屋を売らなければ彼らの命を救えたのかもしれない。
例え救えなかったとしても、あの時ちゃんと断っていればもう少しだけ命を延ばしてあげる事は出来たかもしれない。
そうしたら2人とも死ななかったかもしれないんですよね。
でもあの時の彼の笑顔は今考えてみるとすでに吹っ切れていたのか、永遠に彼女と一緒になる事が出来るという喜びの笑顔だったのかもしれないんですよね。
一方で彼女の鋭い眼差しは死を目前にした覚悟か、恐怖から滲み出るものだったのかもしれません。
そして1つ言える事は僕は彼らの人生で最後に接した男であり、何もする事が出来なかった無力な人間だったのです。