ミリオンダラーズベビークリントイーストウッド監督主演の映画。母親をはじめとする家族の失望感のなかでボクサーとして自分の存在を見つけようとする女性のストーリーだ。巨額のファイトマネーを得て家族に認められようとするが受け入れられず、試合の事故で不随になる。母親の愛に報われないまま最後は、献身的に生きるトレーナーの元で息をひきとるという切ないエンディングだ。一見不運な主人公だが、自分の存在を純粋に見つめる生き方が鮮烈で美しい。生きるということは、心で生きてこそ価値があると感じた。