参考:『座右のゲーテ』
主に『ゲーテとの対話』から、集中する・吸収する・出合う・持続させる・燃焼するための心得を学ぶための本。
1、自分を限定する
「結局、最も偉大な技術とは、自分を限定し、他から隔離するものをいうのだ。」
(『ゲーテとの対話』岩波文庫上巻p57)
これは、専門バカになれということではない。
洞察、吸収面では万象に関心を持つべきである。でも、表現、活動面では得意なものに絞り込む必要がある。
ということ。
2、豊かなものとの距離
「シェークスピアは、あまりにも豊かで、あまりにも強烈だ。創造をしたいと思う人は、彼の作品を年に一つだけ読むにとどめた方がいい。
」(『ゲーテとの対話』岩波文庫上p213)
偉大な作品でも、読み手の感性が鋭くなければ大した弊害にはならない。「読んで楽しい」程度で終わる。
ただ、ゲーテの場合はつくる観点から見ているようである。
そういう人の場合、支配されない距離を保つべきである。
3、詩的に考える
「散文を書くには、何か言うべきことをもっていなければならない。しかし、何も言うべきことをもっていない者でも、詩句や韻ならつくれるよ。詩の場合には、言葉が言葉を呼んで
、最後に何かしら出来あがるものさ。それが実は何でもなくても、何か曰くがありそうに見えるのだ。」
(『ゲーテとの対話』岩波文庫上p289)
ゲーテは論理的に話すのが得意だった。だから、小説に関しては日本人でも分かりやすい。
一方で、ゲーテの詩に関しては、日本語に訳してもドイツ語の語感そのものを直接味わう事が難しいため、伝わりきっていない。
しかし、ゲーテの魅力の一つは散文的表現と詩的表現の両方を区別して使い分ける点にある。
ゲーテの言葉から分かるのは、「散文は学べるが、詩には才能が必要」というのが誤解であるということである。
4、アクションプラン
・インプットは広げる&深める。
アウトプット方法は広げず、得意分野に絞る。
(イラスト、ポスター、漫画、文章)
・偉大な作品は広く浅く学んではいけない。
直接イラスト、ポスター、漫画家から学ぶ。映画、小説も参考にするが、広げすぎないこと。
・論理的に作品をつくる時間と、脳のストッパーを外し意味不明に作品をつくる時間、両方を楽しむ。