参考:『新規事業の実践論』 


コロナの影響で会社の仕事が減る中、この本を参考に何か事業を提案したいと思って読んだ。

この本の著者が一番伝えたいメッセージは
"「社内起業」こそ、最高のキャリア戦略だ。"
ということだろう。


1、新規事業開発
新規事業開発とは、「自分の頭で考えたことに、自分で顧客を見つけて、自分で商売にする」業務である。

それを社内で行う。

大きな目的のためでなくていい、自分という一人の人生のキャリアのために、新規事業に取り組む必要がある。


2、必要なもの
当事者意識が必要である。

そのために、明確で力強い回答が必要。

この本ではWILLと表現されている。

WILLとは、
「誰の」、「どんな課題を」、「なぜあなたが」に対する答え

それを明確にして、ようやく動く力になる。


3、WILLを明確にするために
WILLは後天的に作り出すことができる。

そのために、必要なのは、ゲンバホンバに足を運ぶことである。

ゲンバとは、課題の震源地である。
具体的には、障害者雇用の現場、介護施設の現場、一次産業の現場、子育てがしづらい現場、、、など。

ホンバとは、新規事業開発の最前線である。
テクノロジー分野でいえば、シリコンバレーなど。企業でいえば東京のスタートアップ企業。そこで週末だけ副業して手伝うなどしてみるといい。


4、アクションプラン
自分の才能、スキル、得意分野が分かっていても取り組む領域を絞れないと力は発揮できない。

デジタルイラストの仕事は、リモートでやりとりできて便利である。一方でゲンバとの関わりがほぼ無い。

そのため、活躍の幅は知らず知らずのうちに限定してしまっていると感じる。

・WILLを明確にするために、ゲンバとホンバを往復する。
・イベントに参加することからでいい。
・参加したあと誰かに、感じたこと(興奮、焦り、やるせなさなど)を話す。
・話した人と小さな約束をする(次のゲンバに繋げる)
・やりたいことがない、のではなく単に「見えてないし、知らない」だけ。と心得て日常生活でゲンバ、ホンバを意識して情報に触れる。