先日、高校野球の春季大会を観戦しましたが、あと約2ヶ月で引退なのかと思うと、見ていて複雑な気持ちになりました。


残る公式戦は、最小で2試合。


試合を観ていても、申し訳ないけど下手くそだし、チームとしての完成度も低いし、この中途半端な状態で大部分の子たちは引退していくのかと思うと少し気の毒な気がしました。


保護者も一生懸命応援しているけど、野球は本当に残酷な競技で、ミスは明確にわかるし、下手なのも一目瞭然。


また、力量の違うチーム同士の対戦は、トーナメントの抽選時点で、ほぼ運命が想像出来てしまいます。


そこで、やはり夏の選手権は別にして、秋と春の大会はリーグ戦に出来ないものでしょうか?


私の育った神奈川県では、秋と春の予選は4チームのリーグ戦で、1位は無条件、2位は隣のブロックとの決定戦に勝てば、本大会に出場出来ました。


ただ、それでも敗退後は練習試合しかなくなってしまうので、例えば6チームの予選リーグを戦った後、1、2位、3、4位、5、6位グループでトーナメントをすれば、試合数も確保出来るでしょう。


高校で野球は最後という子が圧倒的に多いので、もう少し緊張感のある試合を経験させてあげたいのと、せめてもう少し上手くなってから引退してもらいたいと願います。


少子化で競技人口も減るのですから、せめて野球の世界に足を踏み入れた子たちに、もっと上手になって、野球を楽しんで欲しいと思います。


私も去年まで、どっぷり高校野球の論理に浸かってましたが、少し距離を置いて見ると、もっと出来ることありそうな気がしてきました。