京アニ放火犯の青葉被告の生い立ちを見ると、同情もしてしまいます。


幼少期に両親が離婚し、さらに父からは虐待を受け、中学では不登校、社会に出ても派遣社員を転々。


この状況から推測されるのは、善良な大人からの支援が著しく不足していることです。


私も3人の子供を育て、また同世代の子供たちの成長を見て来ましたが、子供は大人がきちんと助けてやらないと絶対に育ちません。


食事を与えれば身体だけは大きくなりますが、不安定な精神面を要所要所でフォローしてあげなければ、必ず歪みが生まれます。


まず、最も頼りになるハズの両親は助けてくれない。

そうすると、親の親戚や知り合いからからの支援も受けられない。


また、不登校ということは、学校の先生からも支援はない、学校と繋がりがなくなれば友達も出来ない、派遣社員では企業からもモノとしか扱われない。


これで、真っ直ぐな大人になれたら奇跡です。


私自身は、両親から可愛がられ、祖母はじめ叔父さん、叔母さん、従兄弟なども親戚の方々から親切にして頂き、主に両親の知り合いや友人の親からも良くして頂き、学校の先生や友人にも恵まれ、それでもフラフラしながらやっと並の大人にたどり着いた程度です。


彼の犯した罪については論外ですが、どこかで誰かが助けてあげられなかったのか?

もう少し、日本社会として考えないといけないと反省させられます。


もちろん、簡単に解決出来る問題ではありませんが、少なくとも若者の財産を大人が食い潰すような現状からは脱却する必要があると思います。