季節の変わり目。

過ごしやすい夜もあれば、そうでない日もあります。

先日、過ごしにくい夜のこと。息子は、日中ずっと外にいたために、ずいぶん虫に刺されました。寝る前に薬を塗って、昼寝もしていなかったので、すぐ夢の中へ…。

深夜1時頃。息子の変化に気づいて目を覚ましました。寝づらそうだったので、少し部屋を涼しくして、トントンと落ち着かせます。

それでも、なかなか熟睡できない様子。しばらく見ていると、虫に刺されたところを気にするように手で触っています。かゆいんだろうと思い、かゆみ止めを塗りました。

すると、最初はビックリしたのかビクッ!と体が動きましたが、すぐにかゆみが引いたのか手で触ることがなくなり、動きも落ち着きました。

そして、ニコッと笑い、そのままスヤスヤと6時を過ぎるまで一度も起きずに寝ていました。

 

起きているときに「薬を塗って」と言って塗ることは、私でなくてもできます。

でも、息子が寝ている中で、しかも泣いてもいない状況で、今息子が何を求めるかに気付けるのは、私が父親だからなんだなと思いました。

もちろん、今回の状況は、行動とその背景を読み解くのは決して難しくないので、私以外でもできると思います。でも、全員ができる訳ではありません。

また、親だからと言って、息子の全てを理解できている訳でもありません、今回は分かりましたが、どうしてその行動が発現しているのか、迷うときはたくさんあります。

 

それでも、息子の一番の理解者でいたいことに変わりはありません。

 

この先いろいろなことがあっても、君の一番近くで、君が自ら人生を歩み始めるまで、ずっと支えていきたい。

 

私と息子、人生の「旅の仲間(田子亜木子・中野尚彦,2015)」として、これからも「冒険(田子・中野,2015)」を楽しみながら生きていきます。

 

引用文献

田子亜木子・中野尚彦(2015)育児日記が語る赤ちゃん心理学1,川島書店.