今日教えてもらった相手は、うちの7ヵ月になるベビちゃんです。

お風呂に入っているときに、ベビちゃんと遊んでいたときのことです。

下の写真のおもちゃを使って遊んでいました。

ちなみに、下方の黄緑色のところにポツポツと開いている穴から、シャワーのようにお湯が出てくる仕組みになっています。



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このおもちゃは約1ヵ月前からお風呂場で使っていたものです。

ベビちゃんがお湯に浮いているおもちゃを掴み、そのまま口で舐める使い方がほとんどでした。



そろそろ何か違う使い方ができないかと思った私は、このおもちゃにお湯を入れ、ベビちゃんの目の前でおもちゃを持ち上げてみました。

ベビちゃんの目の前で、おもちゃからシャワーのようにお湯が出てきます。



すると、ベビちゃんは流れ出るお湯を、大きく目と口を開けて、ジッと見ていました。

その様子は、初めて見た!という驚きを表しているようでした。



あまりに驚いた様子が面白くなった私は、もう一度ベビちゃんの前で同じことをしました。

ベビちゃんは最初と全く同じ反応でした。



もう一度してみると、

ベビちゃんはシャワーのように出ているお湯を掴もうと、流れ出るお湯の方へ手を近づけ、掴もうとしました。

もちろん水を掴めないので、手は濡れるだけです。

また同じようにすると、ベビちゃんは手を伸ばして掴もうとしました。





私は、このベビちゃんが「手を伸ばした」行動に感動しました。

シャワーのように出ている水を見ているまでは、驚きしかありません。

しかし、

「手を伸ばした」というのは、目の前で起きているのは何だと興味を抱き、その好奇心から探索へと繋がったのだと考えられます。



人間は生きていく中で、よりよく生きるために考え続けているのだと思います。

何かに感銘を受け、それを自分の糧にし、自分もできるのではないか、超えることができるのではないかと挑戦してきたからこそ、今の社会があると思います。





社会から見れば、ベビちゃんの驚きは何の役にも立ちません。

でもベビちゃんにとっては、

これから生きていくための大きな前進であり、今日の探索はこれからの土台になるかもしれません。



単なる赤ちゃんの遊び、ではありません。

赤ちゃんの遊びから、人間の本質が見えてきます。