花筐公園から味真野小学校までは4kmもないくらい。

 

時間があまりなかったが、ちらっとでも見たかった。

 

けっこうたくさんの人が見に来ていた。

 

エドヒガンという桜では珍しいほどの大木。

 

樹齢150年、樹高15m。

 

1周する。

 

 

遠くから眺める人、近くでじっと見つめる人、座って仲間と語らいながら楽しむ人など様々。

 

校庭の真ん中で堂々と桜を咲かせることがこの桜を有名にしたのだろう。

 

 

でも最初から校庭の真ん中にあったのではないらしい。

 

移植もされているが、それは校庭の真ん中にしようとしたものではなく、

 

校舎の改築・新築・取り壊しなどがあって、桜と校舎の位置関係が変わり、

 

また校庭も広くなり、たまたまこんな位置となってしまった。

 

そこでまた移植という声もあったが、このまま残すという結果となった。

 

 

確かに校庭のほぼ真ん中のこんな大きなものがあれば、

 

サッカーや野球をするにはかなり不便。

 

学生の頃、京都の御所内のグラウンドにも桜の木があって、

 

そこで野球の試合をしていたが、外野は守りにくそうだった。

 

しかし、そのグラウンドの桜の花の美しさは不便さ以上によく覚えている。

 

味真野小学校の児童たちも、この桜があるゆえの不便さよりも、

 

この花の美しさをいろいろな出来事とともにいつか思い出すのだろう。

 

校舎前の桜もきれいだった。

 

遠くの山々も。

 

おしまい。