女子大生の頃、最寄り駅の階段の上から下まで顔面から落ちたことがある。

後ろから走ってきたサラリーマンのオヤジに突き飛ばされて。

恥ずかしさと痛さから、しばらく立ち上がれずに踊り場に突っ伏していた。

誰かが助けてくれるかと思ったが、明らかに何人もの靴が通り過ぎて行くのを横目で見た。

世知辛い世の中だぜ。


とりあえず起き上がってホームに向かったが、顎が痛い。

ふと見ると洋服の胸の辺りが血で染まっていた。

鏡で顎を見たらぱっくり割れていた。

すぐに自宅に電話をかけ、

私:「お母さん!顎が割れた(泣)」
母:「縦横どっちに?」
私:「・・・横」
母:「わかった、迎えに行くから」


それ、重要な質問ですか?

コンパに行く途中の惨事で、買ったばかりの服は血まみれ。
目立たないが縫ったから後には残るし最低だ。

でもおかんのあの質問、何故そんなことを開口一番に聞いたのか、謎だ。
ケンシロウが頭をよぎったのかもしれない。