99.9%は仮説 | 働きがいを追及する会社の社長ブログ

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2012年3月14日、株式会社カイラボを設立しました。

「働くすべての人が生きがい、働きがいを感じられる社会の実現」を事業理念に、日々奮闘中。

飛行機が飛び仕組みって知ってますか?


昔は出張でけっこう飛行機つかってたのに、私はその仕組みを知りませんでした。

そして実は、飛行機が飛ぶ仕組みは完全には解明されていないらしいです。


99・9%は仮説 思いこみで判断しないための考え方 (光文社新書)/光文社


という、そんな話を書いているのがこの本です。



こういう設計にすれば飛行機が飛ぶということはわかっているのですが、

「なぜ飛ぶのか?」は完全には証明されていないという、

けっこう衝撃的な話から始まる新書です。



その他にも世の中で

”科学的に証明された”と思っていることは、

実はほとんどがよくわかっていないことが多い。

今は科学的に証明されていると思われて、みんなの常識になっていることでも、

明日には新しい発見があって、180度覆るかもしれないというお話しです。


そういった実例を集めて、著者は

「科学とはいちばん新しい仮説のあつまりにすぎない」とも言っています。


私は文系人間なんで科学のことはあまりよくわかりませんが、

この本の話は納得できます。



結局この著者言いたいことは、

「絶対の正解なんてないんだよ!」ってことなんだと思います。


私たちはついつい”科学的に証明された”と言われると信じてしまいますが、

そもそもはその科学自体が完璧ではないってことです。


これは企業活動でも言えると思うんですよね。

絶対に成功するビジネスってあるんでしょうか?

絶対に失敗するビジネスってあるんでしょうか?


今現在、現実として成功しているビジネスはたくさんあります。

過去に失敗したビジネスはもっとたくさんあります。


そして、その事例を研究して、

成功や失敗の共通項を研究している人も沢山います。

それがムダだとは思いません。


ただ、「そんなの絶対失敗するよ」とか

「成功するわけない」という人たちは何を根拠に言っているんだろう?と思うんです。


私もこの年で起業するときには色んな人から色んなこと言われました。

今も言われます。


でも、結局は「やってみなければわからない」ですよね。


もちろん、事例を研究することで、

成功の確率を上げたり、失敗の確率を下げたりすることはできます。

でも、絶対なんてないんです。


だから、まずはやってみましょうよ。

もっとも、飛行機もそうですが、

失敗したら人の命に関わるようなことは99%成功する仮説を立ててからやるべきだし、

起業もある程度の成功の見通しは必要だと思いますが。