秋、何する? ブログネタ:秋、何する? 参加中

こんばんは

心理カウンセラーの伊藤千枝です!


秋の夜って好きなんですよね~
涼しくて過ごしやすいし、気持ちが落ち着きます。


少し、落ち着きすぎて寂しさも感じるとクライエントさんが
お話してくださいますが寂しさに同調してあげる時間としても
「のんびり」した感覚を大事にしたいですよね。


2年以上のお付き合いになるクライエントさんが
ステキな言葉を伝えてくださいました。


「先生、人間ってみんなペースが違うんですよね。
生き急ぐ自分の忙しなさと雁字搦めの鎧に包まれた価値観に
ふと気がついたときに。。。
何でこんなに急いでいるんだろう?って感じました。
『自分らしい』生き方って自分のペースを保つことなんですね」


「自分のペース」ってこの忙しない世の中において
意識することって難しいと思います。



彼女は自分としての生き方の軸がとても明確な人です。
ただ、「ゼロか百か」の完璧主義なために
少し転んでしまうとすべてを投げ出してしまう生き方を
して来ました。


そこには
「頑張らないといけない」
「出来ない自分があってはいけない」
「自分の強さを認めてもらわなくてはならない」
という苦しい気持ちを「苦しい」と認めずに突き進んで
来たことも影響していたんですよね。


でも、
何でそんなに頑張ってしまうのか。。。


自分の生きたい生き方を自分らしく実現化するのではなく
「格好いい生き方」
「誰かに憧れてもらえる生き方」
「自分はほかの人とは違うというプライドの高い生き方」
自分のためではなく、誰かの評価を表面的に気にしすぎて
何のための人生かわからなくなっていたんです。


ふと「決め付けだらけの人生」に気がついたときに


「や~めた┐( ̄ヘ ̄)┌」


って感じることが出来ました。
カウンセリングも途中でお休みをすることもありました。
自分の今までの人生を否定するような感覚に陥ったことも
ありました。


それでも
「やっぱり自分の人生」
なんです。


だからこのクライエントさんは「自分の人生」だという
受け入れから、一歩ずつ自分のペースで自分らしい生き方を
選択されています。


モラハラ・DVの被害女性とも「人生」についてよく話をします。


ご主人や彼に縛られた人生。
それでも、渦中にいるときはそれなりに幸せだったんですよね。
幸せだと思っていた?
思い込もうとしていた?


「縛られている」「コントロールされている」生き方が
当たり前の価値観として自分の中で受け止めないと
やっていられなかったとでも言った方がいいもしれないですね。


このスパイラルから抜け出した。。。としても
次に待っているのは
「今までの私って何だったんだろう」
「今までの自分の生き方を全否定しないといけないの?」
「植えつけられた価値観から脱出することが怖い」


ご主人や彼との問題にある程度先が見えてきた時に
自分自身のことをもう一度、考えなくてはならないという
問題が浮き彫りになります。


「自分で歩む人生」


共依存の渦中にいたとき
そこには「自分の人生」ってなかったと思います。


自分の感情を大切にし自分らしく生きること。
がわからないという被害女性。


先の未来を自分で決められることに最初は抵抗感が
あっても
「自分が心地よく生きていたペース」
「自分が心地よく生きたいペース」
を心のどこかで大切にしていたいと思っているんですよね。



一度の人生です!
秋の夜長、自分の生き方をちょっと振り返る。。。
のんびりした気持ちの中で色々なことがゆっくり見えて
くるのではないかと思います。


自分のペースを保ち、快適に生きることって悪くないんじゃないかな。


four-heart-clover 伊藤千枝
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