8月になってからある女性のことを思い出していた。

去年の今頃。

始めてカウンセリングを受けに来た女性。

自分を変えたい気持ちと、変えられない気持ち。

深い傷を負いながら、必死だったその女性。

愛している男性からの言葉の暴力。

でも、愛しているから受け入れていた。
共依存の日常化


今まで付き合ってきた男性の中で彼女にとっては
かけがえのない人だったという。


地位も名誉もあり
彼女の知らないことを何でも知っている
彼女の視野が広がり、世界観も広がったと
思っていた。


ただ、彼のこだわり
彼女を愛するがあまりに過去の男性経験への
異常なこだわりを見せた。


「許せない」


という価値観。


過去のことであり、今となってはどうすることも
出来ない。


彼を愛しているし、過去の男性を思い出すこともない。


何故?


性的な言葉の暴力から日常的に見下した言葉の暴力


「普通の男女の付き合いってどういうものなのでしょうか」


とよく聞かれた。

普通って何でしょうね。。。


お互いの文化を尊重できる間柄ってそんなに
築き上げることが難しい物なのだろうか。


時間が経つにつれて「自分」を大切にみつめる意識が芽生えて来た。
自分がどうしたい?
自分が相手をどう愛して愛されたい?


ある時「私が変わらないと結局、同じことの繰り返しなんですね」


この気づきから。。。本当に繰り返しの日々の中であっても前に進んだ。
やっぱり彼が好き。でも、離れたい。でも、好き。


何度も葛藤しながら、「自分」を明確にしていく。
半年が過ぎ。。。


ちょっと他の世界を見てみようかなという気持ちが芽生えた。
無理する事無く、自分の意志で。自分として。


前に進みたい自分の受け入れ。


焦らずに進んでみない?まだ遅くはないから。大丈夫。


そう、10ヵ月。彼女と私の付き合いは続いた。
「最近、どうですか?」とメールで伺うと、


彼は私の人生の中で色んな意味で特別な人でした。


8月を彼女は区切りとしていた。
彼女は前を向いて進むことを選んだ。


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「暴力」を受けいていることは正しいことではない。
どうして抜け出せないのか?
どうして依存してしまうのか?

時間はかかるけど、絶対に呪縛から解放してあげることは
出来る。

怖がらずに1歩踏み出す勇気を持って。
大丈夫だから。








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