出張のトランジットでロンドンに寄ることになったので、何かのときに使うかなと思い、自宅の机に眠っていたポンド札をいくつか引っ張り出し、財布に入れておいた。
案の定、ヒースロー空港の乗り継ぎ待ちの際に、何でも良いから寿司が食べたくなったので、”itsu”という店でパック寿司と水を購入しようとして10ポンド札を出したら、店員から”これはもう受け取れない”と言われてビックリ。Google に聞いたら、昨年10月に、耐性強化や偽造防止の目的でポリマー素材の新10ポンド札に変更されたとのこと。しかも、旧札は2018年3月に使えなくなったらしい。(それ以降は店側が旧札の受取を拒否することが出来る。イングランド銀行に持ち込めば両替出来るみたいだが。。面倒過ぎるので泣き寝入り!)
本件が日本でニュースに取り上げられた印象がないのは(知らなかったのは自分だけかもしれないけど)、英国では既にキャッシュレスが進んでおり、新札への移行が特段のトラブル無く進められたからかもしれない。(野村総研によると2016年の英国におけるキャッシュレス比率は68.7%)。現金大国の日本で、数ヶ月の移行期間で新しい1000円札に変更します、なんて御触れが出たら結構なパニックになるんじゃないだろうか。
ともあれ、IT進化の著しい現代において、通貨を物理的に持ち歩いたりタンスにしまい込むのは、コストや時間の無駄に繋がると改めて感じた。日本でもやっとキャッシュレスへ向けた潮流が生まれているが、もっと加速すると良いなと思う。
キャッシュレスとは少しズレるが、移動中の機内でメタップス社長の佐藤氏が書いた「お金2.0」を読み、なるほどと思ったのは、そもそも国家保証の付いた通貨を使うことが当たり前になったのは、人類史においてはつい最近のことだということ。経済圏のあり方はその時代によって変化して然るべきものだ、という考え方を知り、これまで自分が積み上げてきた知識や常識というものが音を立てて崩れる思いがした。
目に見えて役に立つモノ、サービスのみを価値と定義し、その価値を中央銀行が発行した通貨として保存するのは、これから先の人類にとっては一つのオプションでしかない。例えば貧困地域における教育支援や、人気YouTuberのコンテンツが生み出しているものは、会計上のバランスシートには反映されなくても、目に見えない価値を作る資産であるとみんな感じているし、ITによってそれを可視化することも出来るようになってきた。
ここ最近、ICOによる独自経済圏の創出が世界中で生まれているが、とても面白いと思う。ミレニアル世代が世の中を引っ張る現代においては、お金を稼ぐことが重要だったフェーズから、共感やファンを作ることが重要なフェーズに移行しつつある、と自分は理解している。
自分もいま商社で新規事業に取り組んでいるのだが、実用主義の経済圏の中でいかにマネタイズするか、というこれまでの狭い考え方のみに囚われず、独自の経済圏を創り、そこから社会的・評価的な性質を含めた価値を生み出し、それを持続可能な形で循環させることのできる仕組みを作るのも面白そうだと、この本から良い気付きを貰った。
たまたま自分が出会ったお金に関わる出来事や本を通じて、お金とは、価値とは何かについて考えることが出来たので、備忘録として残しておく。
案の定、ヒースロー空港の乗り継ぎ待ちの際に、何でも良いから寿司が食べたくなったので、”itsu”という店でパック寿司と水を購入しようとして10ポンド札を出したら、店員から”これはもう受け取れない”と言われてビックリ。Google に聞いたら、昨年10月に、耐性強化や偽造防止の目的でポリマー素材の新10ポンド札に変更されたとのこと。しかも、旧札は2018年3月に使えなくなったらしい。(それ以降は店側が旧札の受取を拒否することが出来る。イングランド銀行に持ち込めば両替出来るみたいだが。。面倒過ぎるので泣き寝入り!)
本件が日本でニュースに取り上げられた印象がないのは(知らなかったのは自分だけかもしれないけど)、英国では既にキャッシュレスが進んでおり、新札への移行が特段のトラブル無く進められたからかもしれない。(野村総研によると2016年の英国におけるキャッシュレス比率は68.7%)。現金大国の日本で、数ヶ月の移行期間で新しい1000円札に変更します、なんて御触れが出たら結構なパニックになるんじゃないだろうか。
ともあれ、IT進化の著しい現代において、通貨を物理的に持ち歩いたりタンスにしまい込むのは、コストや時間の無駄に繋がると改めて感じた。日本でもやっとキャッシュレスへ向けた潮流が生まれているが、もっと加速すると良いなと思う。
キャッシュレスとは少しズレるが、移動中の機内でメタップス社長の佐藤氏が書いた「お金2.0」を読み、なるほどと思ったのは、そもそも国家保証の付いた通貨を使うことが当たり前になったのは、人類史においてはつい最近のことだということ。経済圏のあり方はその時代によって変化して然るべきものだ、という考え方を知り、これまで自分が積み上げてきた知識や常識というものが音を立てて崩れる思いがした。
目に見えて役に立つモノ、サービスのみを価値と定義し、その価値を中央銀行が発行した通貨として保存するのは、これから先の人類にとっては一つのオプションでしかない。例えば貧困地域における教育支援や、人気YouTuberのコンテンツが生み出しているものは、会計上のバランスシートには反映されなくても、目に見えない価値を作る資産であるとみんな感じているし、ITによってそれを可視化することも出来るようになってきた。
ここ最近、ICOによる独自経済圏の創出が世界中で生まれているが、とても面白いと思う。ミレニアル世代が世の中を引っ張る現代においては、お金を稼ぐことが重要だったフェーズから、共感やファンを作ることが重要なフェーズに移行しつつある、と自分は理解している。
自分もいま商社で新規事業に取り組んでいるのだが、実用主義の経済圏の中でいかにマネタイズするか、というこれまでの狭い考え方のみに囚われず、独自の経済圏を創り、そこから社会的・評価的な性質を含めた価値を生み出し、それを持続可能な形で循環させることのできる仕組みを作るのも面白そうだと、この本から良い気付きを貰った。
たまたま自分が出会ったお金に関わる出来事や本を通じて、お金とは、価値とは何かについて考えることが出来たので、備忘録として残しておく。