気持ちのいいオフのスタート

前からずっと行きたかった場所へむかう

少し高台にある長島美術館



まさか大好きなシーサー!?



って思いながらすすむ

気持ちのいい空気、風、緑、青空・・・

心に染みてく

そして開けた場所へ


予想以上の景色に足がとまる


         
            

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・桜島!!

 

圧巻過ぎて、しばらく動けない

 やっぱり自然ってすごいなぁ、って実感

少し足を運ぶだけでこの景色ってすごく幸せ

ドキドキしながら美術館へ

 「マルク・シャガール展」がやっていた

 驚いたのが全てストーリーになっていたこと

 時には憎悪に満ちて、時には愛溢れて繊細に

1枚1枚に引き込まれながら

第1章、第2章とすすんでいく

大きな本を読むように静かに歩く

美術の教科書で見ていたのとは

感動が違う

自分の目で見るって本当に素敵なことだ





他にも沢山の展示室があり

郷土出身の画家や彫刻、ガラス、薩摩焼、

とても心の満たされる時間だった

静の時間を経て外に出る





やっぱり離れられない・・・この景色と空気

そんな事を思いながら家路に着く

その途中、昨日読んだ本を思い出す


いつ買ったのかさえ覚えていない

この本だけは捨てられずに持っている



 「 オーロラの彼方へ」より抜粋

どんな未来へ向かい、
何の目的を背負わされているのかという
人間の存在の意味・・・・そのひとつひとつが
どこかでつながっているような気がした

けれども、人間がもし本当に知りたいことを
知ってしまったら、
私たちは生きてゆく力を得るのだろうか、
それとも失ってゆくのだろうか。
そのことを知ろうとする想いが人間を支えながら、それが知り得ないことで私たちは生かされているのではないだろうか。

どうしようもなく些細な日常に左右される一方で、
風の感触や初夏の気配で、
こんなにも豊かになれるのですから。

人の心は、深くて、そして不思議なほど浅いのだと思います。
きっと、その浅はかさで、人は生きてゆけるのでしょう。

さまざまな人生の
帰路に立った時、
人の言葉ではなく、
いつか見た風景に
はげまされたりすることが
きっとある。

そんな本の言葉を思い出す1日だった

目まぐるしい毎日の中でも

自然の中に生きていることを

忘れずに生きていきたい