やっと熱が下がり、
相変わらずいっぱい話せた。
帰り際、ひょんなことから母が怒っている話になった。
「それはね、ずっと怒ってるんよ。」
と言って黙った。
私も言葉の意味を理解し黙った。
母は黙って目頭に涙。
ずっと沈黙したまま母の背中をさすった。
母は何を思いながらか、マスク越しに私の顔をいっぱい触った。
「じゃあいいよ、帰るのやめていっぱい話そう!」
とバッグを置いて座ったら「困るでしょ?」と言いながらとてもうれしそうだった。
しばらく話した後、なんとか明るい雰囲気の中帰ってきた。
明るい雰囲気で帰してくれてありがとう。
世界一の親不孝でごめんね。