人の心はどこまでわかるか。


問題にぶちあたって、悩んで悩んでにっちもさっちもいかない。
そんな時どうしたらよいかのヒントが山盛りの一冊です。


タイトルにひかれてぱっと買ったのですが、思わぬ良書でした。


人の心はどこまでわかるか (講談社プラスアルファ新書)/河合 隼雄

¥777
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著者はカウンセラーのカウンセラー、河合隼雄氏。
カウンセラーが悩んで相談するようなケースですから、当然一筋縄ではいきません。


全力で命を投げ出してクライエントと対峙する姿に感動です。



また、この人の視点は全体を考えて、もっとも良い方法を見つける所にあります。
そのアプローチから、多くの問題は、ダメな時はダメとぴしっとする「父性」が
日本から消失したことにあると論じています。


日本人の父性は「貧乏」に拠っていたので
豊かになった現在父性が鍛えられないのだとか。
(思い当たる所、沢山あるなぁ・・・^_^;)


鍛える例でおっと思ったのが下記。


P118
対応でもっともまずいのは、(中略)あれこれ説明しすぎることです。
あまりしつこく説明すると、こちらのやっている事が絶対的に正しいということになって
クライエントが文句を言えなくなってしまいます。それでは自我が鍛えられません。
だかた相手に文句の言える余地を残すことが必要です。


これはかなりヒントになりました。

以前、考えた事の10%を説明をすると良いとアドバイスを頂いた事がありました。
それまで100%喋らなきゃ気がすまない、と思っていたのですが
実践してみると確かに効果がある。反応がいいんです。そういう事だったのか。


著者はこれから新しい文化を創っていく気構えで行くのだそうです。
それ、いいな。応援してます&なんかやってみよう。