そこからだった。
夕方が近づき、漁師たちが出船、寄港であたりが騒がしくなる。
真横を漁船がとおるので、船がうねりにあおられ、やや攻めづらくなる。
この日は、ハワセより、ややサシエを浮かせた時にあたりが集中していたため、まだまだ技量不足の僕には、その状況下であたりを取りにいくのは至難の技だった。
が、明らかに、小さいながらもダンゴあたりがあり、割れてからモゾモゾとしたあたりがある。
一度だけ、軽くもたれた瞬間を取る事ができ、シルバーマウスを一尾追加した。
そこからほどなくしてだった。
日が傾き、島影にかくれようとしていた。
このポイントは、すぐ西側に島がある為、ポイントが陰るのが早い。
心の中で、フワッとだが、その瞬間に期待をよせた。
この時はまだ、確信とは言い切れない心境だったが、ここ最近の経験から、その瞬間に変化が起こる事は明らかだった。
実績もなく、あまり期待はしていなかったが、もしかしてという期待感を胸に、その瞬間を待った。
そして、その時が来た。
島に太陽が沈み、あたり一面が日陰に変わる…
つづく…
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