前回の記事の続きとして、日本の名付けのことについての私の意見を書こうかと思ったのですが、
まず、アメリカにいて思った、日本人の名前の存在について書きたいと思います。
私も、典型的な「日本の名前」を持つ日本人です。
1960~70年代生まれの女性にはよくある名前だと思います。
「私の名前は~~~です」
と、自己紹介する時の緊張感は、未だにあります。
「あ~、ちゃんと発音してもらえるだろうか? 覚えてもらえるだろうか、、?」
、、と。、いう不安感からです。
アメリカにいるほとんどの中国系の人は、英語のファーストネームを使用されます。
そういえば、みんな簡単で短い英名です。覚えるのが簡単。
私も、いちいち、名前を紹介するたびに、
「エ、イ、プ、リ、ル、と発音します」「難しい名前でしょう?」(汗)
「エ、イ、プ、リ、ル、です」
、、と、なんども名前の読み方を教えるのが面倒だしな、、、と思って、
英語のファーストネームを付けようか、、と何年も思ってました。
でも、結局、英名をつけなかったのは、アメリカ育ちのダンナが反対していたからです。
普段、何のこだわりもない、うちのダンナさんだけど、これに関しては、
一度も「どっちでもいいんじゃない、、?」とかいう曖昧な意見は言わず、
「英語名なんかつけなくていい。自分の名前で通すべきだ」と言うので、
何年かは、後ろ髪を引かれながらも、英名をつけるということを実現させることはありませんでした。
(銀行口座の一つの名義は、アメリカ人に分かりやすいスペリングに変えてみましたが)
そして、アメリカ生活が15年以上になった今、言えることは、
「日本の名前でよかった!」
、、、ということ。
そんなエピソードを書きたいのですが、また長くなるので、続きはまた書きますね。
そういえば、うちのダンナさんの名前も、彼の出身国(マルタ)ならではの名前なので、
日本の名前のように覚えにくくはないのだけど、珍しい、、という反応をされます。
アメリカの人には女性の名前に聞こえるらしいです。
女性の名前だと間違われて、女性向け商品のダイレクトメールがダンナの名前で来ることもしばしば。
迷惑営業メールをかけてくる人も、女性である私が、ダンナの名前の持ち主かと思われてることがしばしば。
私が「日本の名前でよかった~」と実感してる理由と、
ダンナが、私が英名を付けることに反対していた理由は、ちょっと違うと思いますが、
次回は「外国における日本の名前」ということに焦点を置いて書いてみたいと思います。