夏の思い出
僕ケチャップもごく普通の県立高校の高校球児として、
甲子園を目指していました。
あの夏からもう１７年もたったんやな。
最後の夏、初戦で対戦したのは、
優勝候補の市立尼崎高校。
あのブンブン丸、池山 隆寛さんの母校。
甲子園出場している、公立高校とはいえ強豪校。
しかも相手ピッチャーはプロ注目選手で、
ネット裏には６球団のプロのスカウトが集結。
(相手ピッチャーはスワローズに入団 小橋投手)
スタンドには『行くぞ！甲子園』の横断幕。
完全に雰囲気にのまれたなかプレーボール。
初回に早速１点先制されます。
しかし、２回表に２点取って逆転します。
そして、その１点を必死で守っていきます。
２回、３回、４回と相手打線を封じ込めている時のあの感覚、
まるで夢の中で生きているような感覚で守備についていました。
『もしかしたら、いけるかも？！』
そう思った５回裏、自分の頭上をドンドン越していく打球。
２点をとられて逆転。
６回表、我が高校の攻撃。
相手マウンドには温存してきたエースが登場。
自分に打席がまわってきました。
再逆転を信じてフルスイング。
自分の感覚的にはショートの頭を越える当たり。
いざ走りだすと、ファーストがファールフライをキャッチしてました。
このあと、守備についても、
手がビックリするくらいしびれていました。
そのあと６回裏に６点を取られて、
夢物語は７回コールドゲームで終了。
僕の高校野球生活が終わりました。
でも、あのリードしていた時の、あの時の感覚。
一生忘れないと思いますし、忘れたくないです。
今あの時のあの感覚が、
自分の野球愛の核になっているような気がします、
甲子園出場を決めた皆さん、おめでとうございます！
残念ながら敗れてしまった皆さん、
これからも野球を好きで続けていって下さい。
今年の夏も、日本野球の新しいヒーローが誕生します！
楽しみです。
ホンマ野球ってええな！