原田宗典さんという方の小説「十九、二十」をこの度改めて買い直した。

この小説は、今から何年か前に兄に勧められて購入をしたものだ。

僕は兄弟と日頃、何気ない事についての会話というものをあまりした事がない。

だから、兄弟の趣味もよく知らないし、今どこに住んでるのかもイマイチよく知らない。

どこの家庭でも、男兄弟ってそういうものかもしれないけど。

この小説は、そんな兄から多分、生涯で初めて勧められた本だ。


以前、購入して読み終えて、引っ越しの折のどたばだで紛失してしまったのだが、ふと思い立ち先ほど買い直してきた。


この小説は、岡山から東京に出てきて暮らす大学生で19歳の主人公が20歳の誕生日を迎える数週間で前から話がスタートする。

父が借金を作ったり、彼女にフラれたり、バイトしたり…といった感じのいわゆる青春小説なのだけど、最後の最後で後味が凄く悪かったような記憶がある。

正直いって何が良かったのかよく分からない小説だ。


僕は、小説だったり音楽だったり、ドラマだったり、自分自身いまいちピンとこなかったものでも2度、3度と追求する事がある。

自分以外の誰かをこれほど夢中にさせる要因は一体何なのか。

今回もそれが気になって、再びこの「十九、二十(じゅうく、はたち)」手に取ってみた。

兄がそこまでして自分にお勧めしたこの本の魅力とは一体何なのか。


あれから歳月も幾つか重ね、僕もあの頃と少し考え方や物の見方が変わってるかもしれない。

と、するとあの頃兄がオススメしたこの本の、勧めた理由、魅力のようなものが今なら見つかるかもしれない。

そう考えると何だかとってもわくわくしてくる。



ひとまず、この本がフルアルバム制作の息抜きの一つになりそうです。



っていうお話ね!





さて今日もがんばるぞーっ


おーっ




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