東野圭吾の『プラチナデータ』を読んでいる。
村上春樹も宮部みゆきも流行の作家にはなかなか手が伸びない。
理由は特に無い。
ただ、自分が天邪鬼なだけだ。
今読んでいる東野圭吾にしても、後ろに座っている小生意気な小僧が無造作にワタシの机の上に置いて行っただけだ。
ヤツとの付き合いは延べ10年近くになる。
ヤツが新入社員として入社以来だから、ヤツは33歳くらいなのだろうか?
ヤツらは社内で自分達を『Golden Age』と読んでいるらしい。
思わず苦笑が漏れる。
こそばゆくないのだろうか?
しかし、この厳しい会社で生きてゆくにはそれなりの自己顕示も必要なのだろう。
まぁワタシにはあまり興味のない感覚だ。
実は或る飲み会で、ワタシが百田尚樹の『ボックス』を読んだ話を聞いてヤツは『永遠の零(ゼロ)』をすぐに読んだらしい。
情報に敏感なところはなかなかイケテいる。
可愛いヤツだ。
久しぶりに読んだ東野圭吾・・・さすがに筆致は素晴らしく、ストーリーのプロットも一筋縄では読み取れない捻りが効いていて面白い。
開高健が作家になる時、すべての文体は書き尽くされていることが一番の懸念であり、苦慮したのだそうだ。
同様のことを花村萬月も言っている。
そして花村選手は常々『描写において抽象を排す!』というスタイルを貫いている。。。故に、ちょっと濃すぎるところもあるのだが。
あまりに濃すぎると虚構然とし過ぎて、興ざめしてしまうのはワタシがたんぱく質で生成されているからでしょうか?(苦笑)
そういえば先日、最近メル友になった友人から浅田次郎の名前が出た。
彼の文章も読んでいると、実に淡々とした中で確実にこみ上げてくる感情押さえきれなくなったりする、、、作家というのはそれなりのアイデンティティを確実な技術によって紡げるのだなぁと感心した。
浅田氏は『地下鉄に乗って』、『鉄道員』、『壬生義士伝』など名著に暇がないが、個人的には映画でも観た『椿山課長の七日間』は良かった。
これ東野氏の『秘密』とネタ的に被りますが・・・。
長くてすみません。ヒマなもので。
ここまでが枕でした。
本題はここから。
先日、カラオケでStingの『English man in New York』をかけたら・・・(ダムのなんとかってハイパー・バージョンだったかな?)、何故かMTVの画像が出てきて、カラオケではなく本人が歌ってくれました。
Stingのライブ動画はほとんど手元にあると思っていたのですが、初めての絵でした。
かなりカッコ良かったので三回も見てしまいました!
久しぶりに感動しました。
途中リズムが変わるところは相変わらずダサカッチョイイ・・・特にライブの時は良いよね!などと一人で悦にいってしまいました。
髪、薄くなったなぁ(汗)
ちょっと公私共に冴えない毎日の繰り返しだったので新鮮でした!
そして話は冒頭の『プラチナ・データ』の話が被ります。
ネタ・ばれになるので詳細は控えますが、『プラチナ・データ』には二重人格のことが書いてあります。
勿論ワタシは二重人格者ではありません。
誰でも経験あると思いますが、『yes!』と思っているのに一方で『本当にyesなの?それ、嘘じゃないの?』と問いただす自分が現れる時がある。
例えば嘘をついた時、そしてその嘘に誰も気がつかなかった時・・・ココロの中の自分だけは誰がどのような意図で誰かを騙したことを知っている。
つまり、自分だけは真実を知っている。。。ってこと。
冴えない自分と向き合っている時にその理由を自分は知っているのに。。。
騙せるはずの無い自分を騙そうとする愚行。
そんな時、もう一人の自分が現れてStingと一緒に歌っていた。
『Be yourself ! no matter what they say. 』
そしてもう一人のワタシはワタシを指をさして歌う。
『Be yourself ! no matter what they say. 』
読了多謝。