衛生管理者の主な仕事は、事業場の衛生に関わる技術的事項の管理です。毎週1回以上、事業所を巡視しなければなりません。

また、仕事の内容としては、
① 労働者の危険・健康障害の防止措置。
② 労働者の安全衛生を目的とした教育実施。
③ 健康診断の実施と保持増進のための措置。
④ 労働災害の原因調査と再発防止策。
⑤ 火災等に対する労働者の救護に関する措置。
⑥ 労働者の負傷・疾病、死亡・欠勤・異動に関する統計作成。
などがあります。

 

衛生管理者になるためには、衛生管理者免許(国家資格)の取得が必要です。衛生管理者免許には衛生工学衛生管理者、第一種衛生管理者、第二種衛生管理者の3種類あります。

通常は第一種、または第二種で対応できますが、それぞれ業務の範囲に差がありますので、自社に適した免許を確認する必要があります。受験資格はそれぞれ、大学(短大含む)・高等専門学校の卒業者は1年以上、高校・中学の卒業者は3年以上、それ以外は10年以上の労働衛生の実務経験が必要です。